ビジネスカード(法人カード)を赤字決算で作る方法を解説!赤字企業におすすめのカードも紹介


監修:
お役立ちコラム編集部

ビジネスカード(法人カード)は、日常の経費管理を効率化し、資金繰りをサポートする便利なツールです。オフィス用品の購入や広告費、税金の支払いなど、あらゆる用途に役立つだけでなく、経理作業を軽減し、経費の透明化を実現します。さらに、決済から支払いまでの猶予期間を活用することで、キャッシュフローの改善も期待できます。
しかし、ビジネスカード(法人カード)を利用するには必ず審査を通過しなければなりません。この審査では、会社の財務状況や代表者の信用情報が細かくチェックされるため、「ビジネスカード(法人カード)は赤字決算でも作れるのだろうか..?」「赤字決算の状態では、そもそも審査に通らない?」と不安を抱える方も多いでしょう。

お役立ちコラム編集部
実は、赤字決算でもビジネスカード(法人カード)の発行が可能なケースがあります。
ビジネスカード(法人カード)×赤字決算に関連する記事:赤字決算でも法人カードは作れる?赤字が不利ではない場合も
今回この記事では、ビジネスカード(法人カード)を赤字決算で作る方法や、赤字企業が審査を通過するためのポイントを詳しく解説します。さらに、赤字企業におすすめのカードも併せて紹介していきます。赤字決算でもビジネスカード(法人カード)を諦める必要はありません!ぜひ最後までご覧ください。
目次
お役立ちコラムおすすめ法人カード7選
年会費が無料であったり、ポイント還元率が豊富な法人カードがございます。ここではお役立ちコラム編集部がおすすめする法人カードを7つ紹介しております。
カード名 | UPSIDERカード | アメックスビジネスゴールド | セゾンプラチナ・ビジネス・アメックス | JCB Biz ONE | JCB Biz ONE ゴールド |
ラグジュアリーカード ブラック |
アメックスビジネスプラチナ | ダイナースクラブ ビジネスカード |
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カード 券面 |
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年会費 (税込) |
無料 | 36,300円 | 初年度無料 (2年目以降は22,000円) |
永年無料 | 初年度無料 2年目以降5,500円 ※前年度100万円以上で無料 |
110,000円 | 165,000円 | 27,500円 |
ポイント 還元率 |
1.0~1.5% | 1.0%~3.0% | 基本0.5%(最大1.0%) | 1.0~10.5% | 1.0~10.5% | 1.25% | 1.0%~3.0% | 0.4~1.0% |
国際 ブランド |
Visa | アメリカン・エキスプレス | アメリカン・エキスプレス | JCB | JCB | Mastercard® | アメリカン・エキスプレス | Diners Club |
発行 スピード |
最短即日 | 約5週間 | 最短3営業日 | 通常2~3週間 ※個人名義口座でオンライン口座設定の場合は 通常1週間程度の可能性あり |
通常2~3週間 ※個人名義口座でオンライン口座設定の場合は 通常1週間程度の可能性あり |
最短5営業日 | 約5週間 | 2〜3週間 |
おすすめ ポイント |
・年会費、発行手数料がすべて無料! 追加カード無制限 ・還元率は1~1.5%!毎月利用額から 自動キャッシュバック ・不正利用時の補償は 2,000万円までの高額補償 ・広告費の決済におすすめ! |
・会社設立後すぐにでも申し込み可能 メタル製ゴールドカード ・ポイント還元率1%、最大マイル還元率3% ・利用条件達成で合計150,000ポイント獲得可能 (年会費4年分相当*1) |
・初年度年会費無料、 年会費2.2万円(税込)のプラチナカード! ・ANAマイル還元率、JALマイル還元率が高い! ・追加カードを最大4枚まで 無料発行、ETCカードも |
・年会費無料&無条件で還元率1%! 最大10.5%還元も ・個人事業主やフリーランスにおすすめ ※審査必要書類は運転免許証や マイナンバーカード等の 本人確認書類のみ |
・年会費無料&無条件で還元率1%! 最大10.5%還元も ・個人事業主やフリーランスにおすすめ ※審査必要書類は運転免許証や マイナンバーカード等の 本人確認書類のみ |
・納税でもポイント還元率1.25%! マイル還元率0.75%! ・初年度年会費の 全額返金保証付き |
・メタル製チタンの アメックス最高ステータス法人カード ・ポイント無期限・ポイント還元率最大3% |
・ANAマイル還元率1%! カード利用枠に一律の制限なし! ・登記簿謄本、決算書の提出不要! 必要書類は代表者の本人確認資料のみ |
公式サイト | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る |
ビジネスカード(法人カード)×赤字決算 おすすめカード

赤字決算の企業や個人事業主にとって、ビジネスカード(法人カード)の選択は重要なポイントです。

お役立ちコラム編集部
特に決算書や謄本不要で申し込めるビジネスカード(法人カード)は、赤字企業でも利用しやすいのが魅力です。
ここでは、赤字決算でもおすすめのビジネスカード(法人カード)を5つご紹介し、それぞれの基本情報や、赤字決算の企業におすすめのビジネスカード(法人カード)のポイント特徴と注意すべきポイントを解説します。
ビジネスカード(法人カード)×赤字決算 おすすめカード1.
三井住友カード ビジネスオーナーズ

画像出典:三井住友カード ビジネスオーナーズ
ビジネスカード(法人カード)×赤字決算 おすすめカード1選目は、三井住友カード ビジネスオーナーズです。このビジネスカード(法人カード)は、「決算書・登記簿謄本は不要」と公式サイトで明記されており、赤字決算でも申し込みやすいのが特徴です。
基本情報
- 本カード:無料
- 追加カード:無料
- ETCカード:550円(税込)※初年度無料、年1回以上の利用で翌年無料
ビジネスカード(法人カード)×赤字決算!三井住友カードビジネスオーナーズのここがポイント!

個人向けの三井住友カードと2枚持ちすることで、ETC利用時のポイントが1.5%にアップします。高速道路利用の多い企業や個人事業主にとって経費削減に役立つビジネスカード(法人カード)です。
- ポイント還元率:0.5%〜1.5%
- 申込資格:20歳以上の法人代表者・個人事業主
- 国際ブランド:Visa、Mastercard
- 発行期間:最短1週間(書面手続きの場合、1か月程度)
赤字決算の企業におすすめ!三井住友カードビジネスオーナーズの特徴
三井住友カード ビジネスオーナーズは、赤字決算の会社でも比較的簡単に申し込めるビジネスカード(法人カード)です。決算書や登記簿謄本が不要なので、赤字企業でも気軽に申請できます。年会費が無料で、追加カードも19枚まで無料で発行できるため、コストを抑えてビジネスカードを維持することができます。

お役立ちコラム編集部
このビジネスカード(法人カード)は、利用枠が最大500万円まで設定可能で、赤字決算の企業のキャッシュフロー改善にも貢献します。
さらに、個人の三井住友カードを持っている場合、ETCカード利用時のポイント還元率が1.5%にアップするなど、便利な特典も提供されています。
赤字決算の企業におすすめ!三井住友カードビジネスオーナーズの注意点
ETCカードを1年間利用しない場合、年会費が発生する点に注意が必要です。また、ショッピング保険が付帯していないため、購入商品の保護を求める場合は別途対応が必要です。万が一の場合の保証が少ない点も考慮する必要があります。
ビジネスカード(法人カード)×赤字決算 おすすめカード2.
セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス®・カード

出典:セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス®・カード
ビジネスカード(法人カード)×赤字決算 おすすめカード2選目は、セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス®・カード(以下、セゾンプラチナビジネスアメックス)です。このビジネスカード(法人カード)は、ビジネスカードの中でも特にコスパが高く、赤字決算の企業におすすめです。
ビジネスカード(法人カード)×赤字決算にまつわるおすすめ記事

ビジネスカード(法人カード)×赤字決算に関連する記事:法人カードの審査に影響するポイントは?落ちる原因や対策法を解説
基本情報
- 本カード:22,000円(税込)
- 追加カード:3,300円(税込)※最大9枚まで発行可能
- ETCカード:無料
- ポイント還元率:0.5%〜1.125%
- 申込資格:学生を除く20歳以上の個人・法人
- 国際ブランド:アメリカン・エキスプレス
赤字決算の企業におすすめ!セゾンプラチナビジネスアメックスの特徴
赤字決算の企業におすすめのセゾンプラチナビジネスアメックスは、ビジネスカード(法人カード)にしては年会費が比較的安価で、プライオリティパスやコンシェルジュサービスも提供されるため、ビジネスシーンでの利便性が非常に高いカードです。年会費22,000円(税込)ながら、プライオリティパス(通常年会費$429)が無料付帯しており、出張が多い事業者にはメリットが大きいビジネスカード(法人カード)です。

お役立ちコラム編集部
さらに、赤字の企業でも、本人確認書類のみで申し込むことができ、必要書類を準備する手間がかからないのがポイントです。
また、赤字決算の企業におすすめのセゾンプラチナビジネスアメックスは、ショッピングマイルプレミアムに登録することで、経費支払いでJALマイルを1.125%還元でき、効率よくポイントやマイルを貯められます。さらに、最高9,990万円の限度額が設定可能で、事業拡大時にも柔軟に対応できます。
赤字決算の企業におすすめ!セゾンプラチナビジネスアメックスの注意点
赤字決算の企業におすすめのセゾンプラチナビジネスアメックスの付帯保険の適用は本会員のみで、追加カード会員は対象外となる点に注意が必要です。
ビジネスカード(法人カード)×赤字決算!セゾンプラチナビジネスアメックスで気をつけておきたい注意点

赤字決算の企業におすすめのセゾンプラチナビジネスアメックスは、年会費が22,000円(税込)と高めであるため、コスト面での負担が大きくなる可能性があります。
このビジネスカード(法人カード)は、年会費に見合った利用ができるかどうかを検討する必要があります。また、従業員への付帯保険の適用を希望する場合については別途補償を検討する必要があります。
ビジネスカード(法人カード)×赤字決算 おすすめカード3.
UPSIDER(アップサイダー)

出典:UPSIDER
ビジネスカード(法人カード)×赤字決算 おすすめカード3選目は、UPSIDERです。このビジネスカード(法人カード)は、スタートアップや新興企業向けに設計されたビジネスカードで、赤字決算の企業でも申し込みやすい仕組みが魅力です。
基本情報
- カード名:UPSIDER法人カード
- 年会費:無料

お役立ちコラム編集部
赤字決算の企業におすすめのUPSIDERは、年会費無料なため赤字企業でも維持費を心配せずに利用できます。
- ポイント還元率:1.0%〜1.5%
- 利用限度額:最大10億円
- 発行日数:バーチャルカード最短即日、リアルカード3日程度
- 発行枚数:無制限
- 国際ブランド:Visa
赤字決算の企業におすすめ!UPSIDERの特徴
UPSIDERは、赤字決算のスタートアップや新興企業に特に適したビジネスカード(法人カード)です。このビジネスカード(法人カード)の審査は、企業の「将来性」を重視したAIが企業の銀行残高や入出金情報をリアルタイムでチェックし、与信枠を付与するという新しいモデルを採用しています。

お役立ちコラム編集部
赤字決算の企業におすすめのUPSIDERは、決算が赤字であっても企業の将来性や成長性が重視されるため、ビジネスカード(法人カード)審査に通る可能性が高いです。
また、年会費が無料で、利用限度額は最大10億円まで設定できるため、規模が大きくなった際にも対応可能です。
赤字決算の企業におすすめ!UPSIDERの注意点
最大の注意点は、UPSIDERが電子マネーに対応していないことです。そのため、電子マネーを多用する企業には不向きかもしれません。
ビジネスカード(法人カード)×赤字決算!UPSIDERで気をつけておきたい注意点

赤字決算の企業におすすめのUPSIDERは、電子マネーに非対応のため、電子決済を多用する事業者は利用シーンを検討する必要があります。
また、UPSIDERは新興企業向けのカードであるため、設立から間もない企業にとっては、将来性を示すための実績が求められる可能性があります。
赤字決算の企業や個人事業主にとって、ビジネスカード(法人カード)はキャッシュフロー改善や経費管理に欠かせないツールです。特に、赤字企業でも申し込みやすい謄本や決算書の提出が不要なビジネスカード(法人カード)を選択し、それぞれの特徴を活かした利用をおすすめします。
ビジネスカード(法人カード)×赤字決算に関連する記事:赤字でもOKの審査が通りやすい法人カードを大公開!
ビジネスカード(法人カード)の選択肢を増やし、適切なカードを活用して、赤字決算からの脱却を目指しましょう。続いて4選目のおすすめビジネスカード(法人カード)を紹介していきます。
ビジネスカード(法人カード)×赤字決算 おすすめカード4.
JCB Biz ONE 一般

出典:JCB Biz ONE
ビジネスカード(法人カード)×赤字決算 おすすめカード4選目は、JCB Biz ONE 一般です。このビジネスカード(法人カード)は、個人事業主や1人法人向けに特化したビジネスカード(法人カード)で、赤字決算の企業でも大きな負担なく利用できる点が魅力です。
基本情報
ビジネスカード(法人カード)×赤字決算!ここがポイント!

赤字決算の企業におすすめのJCB Biz ONE 一般は、キャッシュフローの改善を急ぐ赤字決算企業にとって、謄本や決算書など書類提出の手間が省ける点は大きなメリットです。
- 本カード:永年無料
- 追加カード:なし
- ETCカード:無料
- ポイント還元率:1%〜10.5%
- 申込資格:18歳以上の法人代表者・個人事業主
- 国際ブランド:JCB
赤字決算の企業におすすめ!JCB Biz ONE 一般の特徴
赤字決算の企業におすすめのJCB Biz ONE 一般の最大の特徴は、年会費が永年無料で、登記簿謄本や決算書などの提出が不要である点です。赤字決算でも、スタートアップ企業や新規事業を立ち上げたばかりの企業にとって、これらの書類提出の手間が省けるため、スムーズにビジネスカード(法人カード)を利用することができます。

お役立ちコラム編集部
また、最短5分で即時発行が可能で、ビジネスカード(法人カード)としては珍しく、即時利用を始めることができる点も大きなポイントです。
このビジネスカード(法人カード)の利用においては、常に1%のポイント還元が受けられるため、経費を効率よく管理し、ポイントを積み上げることができます。これにより、赤字企業のコスト削減に貢献し、経営改善を支援します。
赤字決算の企業におすすめ!JCB Biz ONE 一般の注意点
赤字決算の企業におすすめのJCB Biz ONE 一般は、個人名義の口座に限って即日発行が可能ですが、社員用の追加カードは発行できないため、1人法人や個人事業主に特化した設計となっている点には注意が必要です。複数名の従業員がいる法人には向いていない可能性があります。
ビジネスカード(法人カード)×赤字決算 おすすめカード5.
オリコ エグゼクティブ ゴールド フォービズ

ビジネスカード(法人カード)×赤字決算 おすすめカード5選目は、オリコ エグゼクティブ ゴールド フォービズです。このビジネスカード(法人カード)は、年会費が初年度無料、2年目以降も2,200円と非常にコストパフォーマンスが高いビジネスカード(法人カード)です。
基本情報
- 本カード:2,200円(税込)※初年度無料

お役立ちコラム編集部
赤字決算の企業にとって、負担を最小限に抑えた形でビジネスカード(法人カード)を導入できるため、経営改善の一助になります。
- 追加カード:無料 ※3枚まで発行可能
- ETCカード:無料
- ポイント還元率:0.6%〜1.1%
- 申込資格:法人代表者・個人事業主
- 国際ブランド:Visa・Mastercard
ビジネスカード(法人カード)×赤字決算にまつわるおすすめ記事

ビジネスカード(法人カード)×赤字決算に関連する記事:決算書不要の法人カードおすすめ6選!赤字決算でも作れる?必要書類を解説
赤字決算の企業におすすめ!オリコ エグゼクティブ ゴールド フォービズの特徴
赤字決算の企業におすすめのオリコ エグゼクティブ ゴールド フォービズは、赤字決算の企業にとって年会費のコストを気にせず導入できるビジネスカード(法人カード)です。これにより、赤字決算の企業に負担なく経営改善できる点は大きなメリットです。
また、最大1.1%のポイント還元があり、経費支払いで得られるポイントを効率よく貯めることが可能です。加えて、VisaまたはMastercardを選択することで、ゴールドカード特典をフル活用できます。

お役立ちコラム編集部
特に、Mastercard選択時には2名以上でコース料理を注文すると1名分が無料となる特典があり、ビジネスシーンでの接待や食事の際に大きなメリットとなります。
さらに、最大2,000万円の海外旅行傷害保険も付帯しており、海外出張の多い法人には心強いサポートが提供されます。このような特典が赤字決算の企業にも十分に活用できるため、コスト削減とともに業務の効率化が図れるビジネスカード(法人カード)です。
赤字決算の企業におすすめ!オリコ エグゼクティブ ゴールド フォービズの注意点
赤字決算の企業におすすめのオリコ エグゼクティブ ゴールド フォービズには、年会費が2年目以降発生する点があります。しかし、初年度が無料で、特典を活用すれば、年会費以上のリターンを得られる可能性が高いです。さらに、追加カードは最大3枚まで発行可能ですが、発行枚数に制限があるため、従業員が多い企業には不便な場合があります。
赤字決算の企業にとって、ビジネスカード(法人カード)は経費管理やキャッシュフローの改善に大きな役割を果たします。今回ご紹介した赤字決算の企業におすすめのビジネスカード(法人カード)は、いずれも年会費無料のカードから、利用ニーズにフィットすれば大きなコストパフォーマンスを発揮するカードです。特に、ポイント還元率や付帯サービスを事業に活用することで、日々の経費支払いにおいてもお得に利用することが可能です。

お役立ちコラム編集部
赤字決算の企業こそコストを抑えながら、業務に必要なサービスを提供してくれる、自社にとって最適なビジネスカード(法人カード)を選ぶことが赤字を脱却するカギです。
以上、赤字決算の企業におすすめのビジネスカード(法人カード)を厳選して紹介しました。これらのビジネスカード(法人カード)は、赤字企業でも負担を軽減し、効率的に運用できるため、経営の見直しを進める上で非常に有益です。自社に合ったビジネスカード(法人カード)を選ぶことで、赤字を乗り越え、次のステップへ進む手助けとなるでしょう。
ビジネスカード(法人カード)の更新時の審査で気をつけておきたい注意点

ビジネスカード(法人カード)は、新規発行時だけでなく、更新時にも審査が実施されることがあります。特に、長期間カードを使用していない場合や、支払いの延滞を繰り返している場合、さらには信用情報に問題がある場合などは、審査が厳しくなる可能性があります。また、「途上与信」と呼ばれる定期的な審査が行われることがあり、利用状況によっては、更新時にカードの発行が停止されるケースもあります。
参考記事:「ビジネスカード(法人カード)の審査難易度を解説!審査難易度別で見るビジネスカード(法人カード)の特徴とは」
ビジネスカード(法人カード)を赤字決算でも作れる理由

ビジネスカード(法人カード)は、赤字決算のケースだと発行が難しいと思われがちですが、実際には赤字企業でも作成が可能なケースがあります。その理由と背景について詳しく解説します。
ビジネスカード(法人カード)を赤字決算でも作れる理由1.
代表者の与信が審査のカギ
ビジネスカード(法人カード)を赤字決算でも作れる理由1つ目は、代表者個人の与信が審査のカギとなっているためです。ビジネスカード(法人カード)の審査では、会社の財務状況だけが判断基準となるわけではありません。

お役立ちコラム編集部
特に赤字決算の場合、ビジネスカード(法人カード)審査の中心となるのは「代表者個人の与信情報」です。
一部のビジネスカード(法人カード)では、謄本や決算書の提出が不要で、代表者の個人信用情報が審査対象となります。そのため、代表者が個人用のクレジットカードを適切に利用し、返済遅延がない信用力を持っていれば、会社の業績が赤字であってもビジネスカード(法人カード)の発行が可能です。
例えば、過去に個人用カードで支払いや返済を遅延なく行ってきた方であれば、信用情報が高く評価され、赤字決算の影響を受けずに審査をクリアできる可能性があります。
ビジネスカード(法人カード)を赤字決算でも作れる理由2.
赤字が必ずしも悪い状況を示すわけではない
ビジネスカード(法人カード)を赤字決算でも作れる理由2つ目は、赤字が必ずしも悪い状況を示すわけではないためです。赤字決算には、さまざまな背景があります。例えば、新規事業への多額の設備投資や研究開発費の増加により一時的に赤字になる場合があります。また、節税対策として意図的に赤字にしている企業も少なくありません。

お役立ちコラム編集部
赤字企業にはさまざまな背景があるため、経営状況そのものが悪化しているとは言い切れません。
しかし、赤字の理由次第では審査が不利になることもあります。カード会社は赤字の背景を慎重に評価し、事業の安定性や支払い能力を判断します。そのため、赤字の要因や会社の将来的な見通しが重要です。
ビジネスカード(法人カード)の審査で赤字決算が与える影響
以下は、ビジネスカード(法人カード)の審査で赤字決算が与える影響を左右する主な要因です。
赤字決算が与える影響1.
会社設立年数
ビジネスカード(法人カード)の審査で赤字決算が与える影響1つ目は、会社設立年数です。会社設立からの年数は、審査基準の一つです。
ビジネスカード(法人カード)×赤字決算!会社設立年数で気をつけておきたい注意点

設立後間もない場合や設立3年未満で赤字決算の企業は、未回収リスクが高いと判断されビジネスカード(法人カード)の審査に落ちる可能性が高いです。
一般的に、設立から3年以上経過した企業は事業が安定しているとみなされるため、審査を通過しやすくなります。
赤字決算が与える影響2.
会社の経営実績
ビジネスカード(法人カード)の審査で赤字決算が与える影響2つ目は、会社の経営実績です。経営実績が乏しい場合、ビジネスカード(法人カード)審査で不利になる可能性があります。売上高が低かったり、取引先が少なかったりする企業は、経営の安定性が疑問視されることがあります。設立直後のスタートアップ企業やベンチャー企業は、実績を積むことで審査の通過率を高められます。
赤字決算が与える影響3.
会社の財務状況
ビジネスカード(法人カード)の審査で赤字決算が与える影響3つ目は、会社の財務状況です。負債の有無やキャッシュフローの安定性は、審査で重要なポイントです。

お役立ちコラム編集部
ビジネスカード(法人カード)を申し込む際には、財務状況を適切に説明できる書類を用意することが重要です。
負債が過多であったり、収支が安定していなかったりする場合、ビジネスカード(法人カード)の発行が難しくなることがあります。
赤字決算が与える影響4.
代表者個人の信用(クレジットヒストリー)
ビジネスカード(法人カード)の審査で赤字決算が与える影響4つ目は、 代表者個人の信用(クレジットヒストリー)です。代表者個人の信用情報(クレヒス)は、審査の鍵を握ります。
ビジネスカード(法人カード)×赤字決算!ここがポイント!

個人用のクレジットカードの利用履歴やローンの返済状況に問題がない場合、赤字決算でもビジネスカード(法人カード)の審査を通過できる可能性があります。
一方、過去に延滞や滞納がある場合、ビジネスカード(法人カード)審査通過が厳しくなるでしょう。
赤字決算でも作れるビジネスカード(法人カード)の特徴
赤字決算の企業向けに設計されたビジネスカード(法人カード)も存在します。これらのビジネスカード(法人カード)は以下のような特徴を持っています。
- 審査基準が緩やか:財務状況よりも代表者の信用情報を重視。
- 書類提出が簡素:決算書や登記簿謄本の提出を求められない場合が多い。
ビジネスカード(法人カード)×赤字決算にまつわるおすすめ記事

ビジネスカード(法人カード)×赤字決算に関連する記事:法人カードで審査落ちする主な原因は?対策も紹介
- スタートアップ向け:設立間もない企業でも申し込みやすい条件を提示。
こうしたビジネスカード(法人カード)を選ぶことで、赤字決算でも審査を通過しやすくなります。
ビジネスカード(法人カード)を赤字決算で申し込む際に注意すべき点
赤字決算の企業がビジネスカード(法人カード)を申し込む際には、以下の点に注意してください。
ビジネスカード(法人カード)を赤字決算で申し込む注意点1.
適切なビジネスカード(法人カード)を選ぶ
ビジネスカード(法人カード)を赤字決算で申し込む注意点1つ目は、適切なビジネスカード(法人カード)を選ぶことです。

お役立ちコラム編集部
赤字決算でも審査基準をクリアしやすいビジネスカード(法人カード)を選びましょう。
特に、スタートアップ向けや小規模事業者向けのビジネスカード(法人カード)がおすすめです。
ビジネスカード(法人カード)を赤字決算で申し込む注意点2.
信用情報を管理する
ビジネスカード(法人カード)を赤字決算で申し込む注意点2つ目は、信用情報を管理することです。代表者個人の信用情報を維持するため、日頃からクレジットカードやローンの返済を遅延なく行うことが重要です。
ビジネスカード(法人カード)を赤字決算で申し込む注意点3.
正確な情報を提出する
ビジネスカード(法人カード)を赤字決算で申し込む注意点3つ目は、正確な情報を提出することです。申込時には、正確な情報を提供しましょう。財務諸表や申込書に不一致があるとビジネスカード(法人カード)審査で不利になります。
ビジネスカード(法人カード)×赤字決算に関連する記事:赤字決算だと法人カードは作れない?決算書不要で作れるカードも紹介
以上、ビジネスカード(法人カード)を赤字決算でも作れる理由から、赤字決算がビジネスカード(法人カード)審査に与える影響と注意点についての解説でした。ビジネスカード(法人カード)は、赤字決算の企業でも代表者の信用情報や適切なカード選びによって作成可能です。赤字の理由が一時的なものであれば審査を通過する可能性が高まります。また、カード会社ごとの審査基準を把握し、事業に合ったビジネスカード(法人カード)を選ぶことで、資金繰りや経費管理の効率化を実現できます。赤字決算でも諦めることなく、最適なビジネスカード(法人カード)を見つけて事業運営をスムーズに進めましょう。
次項では、ビジネスカード(法人カード)を赤字決算で作る具体的な方法について詳しく解説していきたいと思います。
ビジネスカード(法人カード)を赤字決算で作る方法

自社の決算が赤字の場合でも、適切な条件を満たせばビジネスカード(法人カード)の審査に通る可能性があります。ここでは、赤字決算でもビジネスカード(法人カード)を作るための具体的な方法を4つご紹介します。
ビジネスカード(法人カード)を赤字決算で作る方法1.
毎月安定した収入を得ること
ビジネスカード(法人カード)を赤字決算で作る方法1つ目は、毎月安定した収入を得ることです。赤字決算でも、毎月一定の収入があることはビジネスカード(法人カード)の審査通過において重要な条件です。
ビジネスカード(法人カード)×赤字決算!ここがポイント!

ビジネスカード(法人カード)の審査では、売上規模が小さく赤字であっても、定期的に収益を上げている会社は、運営が継続している証とみなされます。
例えば、季節変動のあるビジネスの場合でも、年間を通して安定的な収入があるならば、審査においてプラス材料となるでしょう。赤字決算からの回復が期待できる状況であれば、カード会社からの信用を得やすくなります。
ビジネスカード(法人カード)を赤字決算で作る方法2.
借入をしないこと
ビジネスカード(法人カード)を赤字決算で作る方法2つ目は、借入をしないことです。会社が金融機関や消費者金融からの借入をしていない場合、赤字決算でもビジネスカード(法人カード)の審査に通る可能性が高まります。

お役立ちコラム編集部
ビジネスカード(法人カード)の審査に通る可能性が高まる理由として、借入がないことで、収入を赤字の改善に充てられる余地があると判断されるためです。
さらに、借入に頼らず経営を維持している会社は、カード会社に対して信頼性をアピールできます。逆に、赤字絵経営の上に過度な借入がある場合は返済能力に不安があると見なされることが多いので注意が必要です。
ビジネスカード(法人カード)を赤字決算で作る方法3.
税金の申告・納付を遅延なく行う
ビジネスカード(法人カード)を赤字決算で作る方法3つ目は、税金の申告・納付を遅延なく行うことです。税金の申告および支払いが期限通りに行われているかどうかも、審査における重要なポイントです。

お役立ちコラム編集部
赤字決算でも、法人税や消費税などの納付が確実に行われている会社は、最低限の財務管理ができていると評価されます。
また、納税義務を果たしていない場合、そもそも決算書の作成ができないため、ビジネスカード(法人カード)の審査に必要な書類を提出できなくなる可能性があります。これを回避するためにも、税務処理は確実に行いましょう。
ビジネスカード(法人カード)を赤字決算で作る方法4.
個人クレジットカードの利用履歴を良好に保つ
ビジネスカード(法人カード)を赤字決算で作る方法4つ目は、個人クレジットカードの利用履歴を良好に保つことです。ビジネスカード(法人カード)の審査において、代表者の個人クレジットカードの利用履歴(クレジットヒストリー)も大きな影響を与えます。個人向けクレジットカードの支払いを滞りなく行っている場合、代表者の信用力が高いと判断されるため、審査を通過しやすくなります。
特に、既に使用している個人カードと同じカード会社が発行するビジネスカード(法人カード)に申し込む場合、これまでの利用実績や支払い履歴が審査の参考にされ、審査通過の可能性が高まります。
ビジネスカード(法人カード)×赤字決算に関連する記事:法人カードの審査基準と信用力をアップさせる5つのコツ! 赤字経営や申し込みブラックの対処法も解説
一方で、過去に滞納があった場合や信用情報が記録されていない「スーパーホワイト」の状態である場合、審査に悪影響を与えることがあります。そのため、あらかじめ個人クレジットカードの利用履歴を良好に保つ努力が必要です。
以上、解説でした。ビジネスカード(法人カード)を赤字決算で作るためには、「毎月安定した収入を得ること」「借入をしないこと」「税金を期限通りに納付していること」「代表者の個人クレジットカードの利用履歴が良好に保つこと」といった方法で、ビジネスカード(法人カード)審査の条件をクリアする可能性が高まります。
ビジネスカード(法人カード)×赤字決算にまつわるおすすめ記事

ビジネスカード(法人カード)×赤字決算に関連する記事:赤字決算でも作れる法人カード特集!謄本・決算書・確定申告書は必要なし
赤字決算という状況は必ずしも審査において不利ではありません。むしろ、安定的な収益や代表者の信用力をアピールすることで、ビジネスカード(法人カード)の発行が可能になるケースも多くあります。自社の状況を正確に把握し、適切な対策を講じてビジネスカード(法人カード)の審査に臨みましょう。
次項では、赤字決算で作るビジネスカード(法人カード)にまつわるよくある質問をQ&A形式で詳しく解説していきます。
ビジネスカード(法人カード)×赤字決算 よくあるQ&A

ビジネスカード(法人カード)は、赤字決算の企業でも申し込み可能な場合があります。ただし、条件や審査基準はカード会社によって異なります。このセクションでは、赤字決算でビジネスカード(法人カード)を検討される際のよくある質問にお答えし、ビジネスカード(法人カード)の選び方や申請時のポイントについて解説します。
Q. ビジネスカード(法人カード)は赤字決算の企業でも申し込める?
A. はい、赤字決算の企業でも申し込めるビジネスカード(法人カード)はあります。

お役立ちコラム編集部
特に、審査基準において決算書や業績を重視しないビジネスカード(法人カード)は、赤字決算の企業でも申し込みがしやすいです。
これらのビジネスカード(法人カード)は、代表者の信用情報や企業の将来性を評価する傾向があり、赤字決算の影響を受けにくい特徴があります。
最近では、スタートアップやフリーランス向けに設計されたビジネスカード(法人カード)が増えており、決算書不要で申し込めるカードが多く登場しています。例えば、AIを活用した審査プロセスを採用しているUPSIDERカードは、赤字企業でも柔軟に対応しています。
Q. 赤字決算で作れるビジネスカード(法人カード)の特徴は?
A. 赤字決算でも作れるビジネスカード(法人カード)には以下のような特徴があります。
- 決算書や謄本が不要なカード
審査において決算書や登記簿謄本が求められないカードは、赤字企業にとって大きなメリットです。
ビジネスカード(法人カード)×赤字決算!おすすめカードの特徴!

決算書や謄本の提出が不要のビジネスカード(法人カード)は、書類準備の手間を省けるだけでなく、赤字決算の影響を受けにくい設計になっています。
- 代表者の信用情報を重視
会社の業績ではなく、代表者の個人信用情報を基に審査が行われるビジネスカード(法人カード)もあります。赤字企業であっても、代表者の信用スコアが高い場合には、比較的スムーズに審査を通過できる可能性があります。 - スタートアップ向けのカード
創業間もないスタートアップや、新興企業を対象としたビジネスカード(法人カード)は、将来性を重視するため、赤字決算であっても審査に通る可能性があります。
Q. ビジネスカード(法人カード)を赤字決算で作る場合の必要書類は?
A. 赤字決算の場合でも、必要な書類はカード会社によって異なりますが、以下が一般的です。
- 本人確認書類
代表者の身分証明書(運転免許証やパスポートなど)が必須です。これにより、代表者の信用情報を基に審査が行われることがあります。 - 法人登記情報
一部のビジネスカード(法人カード)では、登記簿謄本の提出が不要な場合がありますが、企業の基本情報を確認するために簡易的な法人証明が求められる場合があります。

お役立ちコラム編集部
提出する書類が少ない、もしくは不要のオンライン審査が可能なビジネスカード(法人カード)は、赤字決算の企業にとって手軽で便利でおすすめです。
- 口座情報
カード利用時の支払い口座を指定するため、企業名義の銀行口座情報が必要です。ビジネスカード(法人カード)審査では、この口座の取引履歴や残高が確認される場合もあります。
審査基準が柔軟なビジネスカード(法人カード)では、これらの書類以外の準備が不要な場合もあります。
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以上、赤字決算で作るビジネスカード(法人カード)にまつわるQ&A解説でした。ビジネスカード(法人カード)は、赤字決算の企業でも選び方次第で申し込み可能です。決算書不要や代表者の信用情報を重視するビジネスカード(法人カード)を選ぶことで、審査通過の可能性が広がります。必要書類はシンプルな場合が多いですが、事前に確認しておくことが重要です。赤字の影響を最小限に抑えながら、適切なビジネスカード(法人カード)を活用して経費管理やキャッシュフローの改善を図りましょう。
まとめ

今回は、ビジネスカード(法人カード)を赤字決算で作る方法から、赤字決算の企業におすすめのビジネスカード(法人カード)の厳選紹介など、赤字決算とビジネスカード(法人カード)について詳しく解説してきましたがいかがでしたでしょうか。
赤字決算の企業にとって、ビジネスカード(法人カード)の審査を通過することは難しいと考えられがちですが、実際には赤字決算でも審査をクリアできる可能性が十分にあります。特に、決算書不要や代表者の信用情報を重視するビジネスカード(法人カード)を選べば、赤字決算の影響を受けにくく、申し込みのハードルが低くなります。
また、最近では、AIを活用した審査システムを採用しているカードも増えており、企業の将来性を評価する柔軟な審査基準が注目されています。
また、赤字決算の企業がビジネスカード(法人カード)を選ぶ際には、年会費無料や高還元率、追加カードの発行が簡単なカードを優先することで、経費削減や赤字決算企業のキャッシュフロー改善につながります。審査基準をよく確認し、自社の状況に合ったビジネスカード(法人カード)を選ぶことが重要です。
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今回の記事でご紹介したように、赤字決算の企業でも活用しやすいビジネスカード(法人カード)は多く存在します。適切なビジネスカード(法人カード)を選び、効率的に経費管理を行いながら、企業の成長に役立てていきましょう。