ANA法人カード徹底解説!ANAマイルの活用術も紹介

更新日:2024年6月27日
お役立ちコラム編集部
監修:お役立ちコラム編集部

法人カードは、企業や個人事業主にとって重要な経費管理ツールです。経費精算を効率化し、キャッシュフローを改善するなど、多くのメリットを提供します。また、ANAなど航空機の利用が多い方は、ビジネスで法人カードを活用しながらANAマイルも貯めることができるので、ANAマイルの貯まる法人カードに注目されておられる方は少なくないと思います。

この記事では、法人カードで、ANAのマイルを貯めたいと考えた際に、まず一番に検討順位に上がるであろう「ANA法人カード」に焦点をあて、ANA法人カードを徹底解説していきます。ANAマイルを貯めるための法人カードなので、選択肢はANA法人カード一択で、悩む必要がないと思われがちですが、実はANA法人カードの種類は、驚くべきことに10種類のラインナップが用意されています。また、お得に貯めたANAのマイルには有効期限があるため、ANAマイルの活用術も紹介してきます。

ANA法人カードの利用を検討している方は、自社に最適なANA法人カードを選ぶための参考にしていただければ幸いです。ANA法人カードでANAマイルを活用し、ビジネスの効率化を実現してください。

おすすめ法人カード4選

カード名 UPSIDER
UPSIDER
freeeカード Unlimited
freeeカード Unlimited
アメックスビジネスプラチナ
アメックスビジネスプラチナ
セゾンプラチナビジネスアメックス
セゾンプラチナビジネスアメックス
年会費 無料 永年無料 165,000円 初年度無料(2年目以降は22,000円)
ポイント還元率 1.0~1.5% 0.3~0.5% 1.00% 基本0.5%(最大1.0%)
国際ブランド Visa Visa アメリカン・エキスプレス アメリカン・エキスプレス
発行スピード 最短即日 約1週間 約5週間 最短3営業日
公式サイト 詳細を見る 詳細を見る 詳細を見る 詳細を見る

ANA法人カード-マイルとは-

そもそもマイルとは?

貯めておくととても便利な「マイル」。貯めたマイルで飛行機を無料で利用できるだけでなく、サービスの質を向上させることもできるなど、マイルを貯めることにはさまざまなメリットがあります。

ANAの法人カードの利用を検討している方は、「マイル」については既にご存じの方も多いかと思われますが、実際に、「マイル」という言葉を耳にして「マイルはお得なもの!」というイメージだけでその具体的な意味や使い方を理解している人は多くないかもしれません。まずは、マイレージとマイルについて詳しく見てみましょう。

マイレージ

マイレージとは、「マイルを貯めて利用するためのポイントプログラム」のことを指します。各航空会社には独自のマイレージプログラムがあり、そのマイルを貯める仕組みは会社ごとに異なります。したがって、マイルを貯める前には、どの航空会社のマイレージプログラムが自分に最適かをしっかりとリサーチすることが重要です。

マイル

マイルとは、一般的なクレジットカードのポイントに似た概念です。多くのマイレージプログラムでは、飛行機の搭乗によってマイルが貯まり、その貯まったマイルを「無料の航空券」や「電子マネー」、「商品券」などとマイルを交換することができます。

効率的にマイルを貯める方法は、飛行機に搭乗することだけではありません。マイルを貯めるには大まかには以下のような方法があります。

1.クレジットカードのポイントをマイルに交換する
2.マイレージプログラムの提携店で買い物をする
3.航空会社のツアーやホテル宿泊を利用する

特にANAの法人カードを活用すると、経費の支払いなどで貯まったポイントをANAマイルに移行することが可能です。また、ANAの法人カードで単にショッピングを通じてマイルを貯めることもできます。通常、法人カードで貯めたポイントは、代表者などカード所有者個人のマイレージアカウントに移行してマイルを貯めることができるため、法人カードで貯めたマイルを公私混同で利用するなどの問題があるかもしれませんが、法人代表者の特権として捉えることもできるでしょう。

たとえば、オフィスの光熱費やネット広告費など、定期的に発生する経費を法人カードで支払うようにすれば、それだけで多くのポイントを貯めることができます。これらのポイントを個人のマイルへ移行することで、効率よくマイルを貯めることができるわけです。

法人カードは、ビジネス経費を効率的にマイルに変える強力なツールです。特に、ANAでの利用が多い方は、ANAの法人カードを上手に活用し、ビジネスの支出をANAのマイルに変え、さらなるビジネスの飛躍をサポートすることができるでしょう。次項は、ANAの法人カードの焦点をあて、より詳細に解説していきます。ANAの法人カードを利用して賢くANAマイルを貯め、ビジネスの発展に役立ててみてください。

ANA法人カード-ANAマイルを貯めるANA法人カード比較-

ANAマイルを貯めるためのANAの法人カードは、それぞれ国際ブランドの特長によってANAマイルの貯まり方が異なるため、各種ANAの法人カードの特長を理解して選ぶことが重要です。ここでは、ANA法人カードの国際ブランド別の比較とANA飛行機の搭乗別比較でANAマイルを解説していきます。ANAマイルを貯めるため、自身にとって最適なANA法人カードを選ぶための参考になれば幸いです。

マイル貯金におすすめの法人カードについては、以下の記事でも分かりやすくご紹介しています。気になる方は、あわせてお読みください。

ANAマイルを貯めるANA法人カード
~国際ブランド別比較~

法人カードの中で、ANAマイルを効率よく貯めるために最適な法人カードは、ANAの法人カードや、ポイントをANAマイルに移行できるアメックスの法人カードなどが挙げられます。ANAの法人カードは、利用する国際ブランドによってマイルの貯まり方が異なるため、それぞれANAの法人カードの特長を理解して選ぶことが重要です。

まず、ANAの法人カードを取り扱う主な国際ブランドには、JCB、VISA、Mastercard、Diners Club、American Express(アメックス)があります。以下に各ブランドの特長とANAマイルの貯め方について詳しく説明します。

ANA法人カード国際ブランド①
JCB

JCBのANA法人カードは、入会時や搭乗の際にボーナスマイルを獲得でき、通常のANA法人カード利用でもマイルを貯めることができます。具体的には、JCBのANA法人カード入会および継続時に1,000マイルがもらえ、搭乗時にはJCBのANA法人カードの種類に応じた積算率でマイルが加算されます。また、JCBのANA法人カード利用1,000円ごとに1ポイントが貯まり、このポイントは1ポイント=10マイルのレートで交換可能です。

ANA法人カード国際ブランド②
VISA・Mastercard

VISAやMastercardのANA法人カードもVISAやMastercardのANA法人カード入会時にボーナスマイルを獲得できますが、ANA法人カード利用で直接マイルを貯めることはできません。ANA法人カードの利用額に応じてポイントが貯まり、そのポイントをマイルに移行する形になります。ボーナスマイルとして、VISAやMastercardのANA法人カードの入会時に1,000マイルがもらえるのが特徴です。

ANA法人カード国際ブランド③
Diners Club

Diners ClubのANA法人カードは、入会時や搭乗の際にボーナスマイルがもらえるほか、通常のANA法人カード利用でもマイルが貯められるのが魅力です。Diners ClubのANA法人カードの入会および継続時に2,000マイル、搭乗時にはカードの種類に応じた積算率でマイルが加算されます。ANA法人カード利用1,000円ごとに1ポイントが貯まり、1ポイント=10マイルのレートで交換可能です。

ANA法人カード国際ブランド④
American Express(アメックス)

アメックスのANA法人カードは、通常のアメックスのANA法人カード利用でマイルを貯めることができますが、アメックスのANA法人カード入会時や搭乗の際にボーナスマイルはありません。アメックスのANA法人カード利用100円ごとに1ポイントが貯まり、ポイントは1,000ポイント=1,000マイルのレートで交換可能です(メンバーシップ・リワード登録時)。

以上、ANAの法人カードを取り扱う主な国際ブランド別のマイル比較でした。JCBやDiners Clubのカードは、入会時や搭乗時のボーナスマイルが豊富で、通常利用でもマイルを貯めやすいのが魅力で、VISAやMastercardはポイント移行でマイルを貯めることができ、アメックスは通常利用で効率よくマイルを貯めることが可能でした。次は、ANAマイルを貯めるANA法人カードの飛行機搭乗別のマイル比較について解説していきます。

ANAマイルを貯めるANAカード
~ANA飛行機の搭乗別ANAマイル比較~

ANA飛行機に搭乗するだけでどれくらいのANAボーナスマイルが貯まるのか気になりますよね。ANAの法人カードを利用すると、飛行機の搭乗で通常より多くのANAマイルを貯めることができます。距離や座席、チケットのクラスなどによって獲得できるマイル数は異なりますが、ANA法人カードの特典を活用することで、より効率的にANAマイルを集めることが可能です。

ANA搭乗ボーナスマイルの計算方法

ANA法人カードでのANA搭乗ボーナスマイルは以下の計算式で求められます。

区間基本マイレージ × クラス・運賃倍率 × ANAカード種類別積算率

具体的に見てみましょう。以下は主要な路線の区間基本マイレージです。

区間 マイル
東京ー札幌 510マイル
東京ー名古屋 193マイル
東京ー大阪 280マイル
東京ー福岡 567マイル
東京ー北京 1,313マイル
東京ーロサンゼルス 5,458マイル
東京ーシドニー 4,863マイル

ANA飛行機クラス・運賃倍率

運賃倍率は、国内線および国際線で異なります。たとえば、国内線の普通クラス「ANA フレックス」や「ANA バリュー」は100%、プレミアムクラスの「プレミアムビジネスきっぷ」なら150%です。国際線の場合、エコノミークラスで30~100%、ビジネスクラスで70~150%と、座席ランクや航空券の種類によって倍率が変わります。

ANA法人カードの種類別積算率

ANA法人カードの種類によって積算率も異なります。一般的なANA法人カードの積算率は10%、一方でANAワイドカード、ANAワイドゴールド、ANAダイナースコーポレートカードの場合は25%です。

  • お役立ちコラム編集部

    テキストテキストANA法人カードの種類別積算率は、こちらのページ(ANA法人カード 公式サイト)からもご覧いただけます。ANA法人カードの種類別積算率以外にも、年会費や付帯保険の最高補償額も比較しながらご覧いただけます。

ANAマイルが貯まる具体例

具体的にどのくらいのANAマイルが貯まるか、東京-大阪間で見てみましょう。

ANA一般法人カードの場合

区間基本マイレージ:280マイル
クラス・運賃倍率:100%(ANAフレックス利用の場合)
ANAカード種類別積算率:10%

計算式は以下の通りです。

280マイル × 100% × 10% = 28マイル

これを合計すると、区間基本マイレージ280マイルにボーナスマイル28マイルを加えて、合計308マイルとなります。

ANAワイドカード、ANAワイドゴールド、ANAダイナースコーポレートカードの場合

区間基本マイレージ:280マイル
クラス・運賃倍率:100%(ANAフレックス利用の場合)
ANAカード種類別積算率:25%

計算式は以下の通りです。

280マイル × 100% × 25% = 70マイル

これを合計すると、区間基本マイレージ280マイルにボーナスマイル70マイルを加えて、合計350マイルとなります。

ANAの法人カードを利用することで、ANA飛行機搭乗時に通常よりも多くのANAマイルを貯めることができます。ANAマイルの獲得は、距離や座席、運賃クラスに依存しますが、ANA法人カードの特典をうまく活用すれば、効率的にANAマイルを増やすことができます。

特に、ANAワイドカードやANAワイドゴールド、ANAダイナースコーポレートカードは、高い積算率を誇り、ANA飛行機の搭乗で多くのボーナスマイルを獲得できます。ビジネスでの出張が多い方や、頻繁に飛行機を利用する法人には、これらのANA法人カードの利用を検討する価値があります。ANA法人カードを上手に活用して、効率よくANAマイルを貯め、ビジネスの機会に役立ててください。

ANAマイルを効率的に貯めるためのANA法人カード選びは、それぞれANA法人カードの特長や利用状況に合わせて行うことが大切です。ANA法人カードを賢く利用して、ANAマイルを効果的に貯めていきましょう。次に、ANA法人カードそれぞれの種類と特長を詳細に解説していきます。

  • お役立ちコラム編集部

    ANAマイルが貯まる法人カードについては以下の記事もおすすめです。

ANA法人カード・マイルを貯めやすい法人カード関連記事:
ANAマイルが貯まる法人カードおすすめ5選の比較!メリットと付帯保険

ANA法人カード-種類と特長-

ANAマイルを貯めるANA法人カードの種類と特長

ANAマイルを貯めるANA法人カード①
ANA法人一般カード

項目 詳細
国際ブランド JCB、VISA、Mastercard
年会費 JCB: 2,475円(初年度無料)
VISA、Mastercard: 3,025円(初年度無料)
ボーナスマイル 入会・継続時に1,000マイル、搭乗時はカード種類別積算率で10%
還元率 1,000円ごとに1ポイント
ポイントのマイル交換レート JCB: 1ポイント=10マイル
VISA、Mastercard: –
海外旅行保険 最高1,000万円(自動付帯)
国内旅行保険 なし
国内航空傷害保険 最高1,000万円(自動付帯)
空港ラウンジサービス なし

ANA法人カードの一般カードは、基本的な機能とサービスを備えており、必要最低限の補償やボーナスマイルを得ることができます。しかし、他の上位ANA法人カードに比べると、保険の補償額やボーナスマイルの割合が低く設定されていますが、ANA法人カードの一般カードは、ANA法人カードの年会費が安く利用できるメリットがあります。そのため、ANA法人カードの年会費コストを抑えたいと思っている方におすすめのANA法人カードです。

ANAマイルを貯めるANA法人カード②
ANA法人ワイドカード

項目 詳細
国際ブランド JCB、VISA、Mastercard
年会費 JCB: 12,925円
VISA、Mastercard: 13,475円
ボーナスマイル 入会・継続時に2,000マイル、搭乗時はカード種類別積算率で25%
還元率 1.0% ※マイル移行不可
ポイントのマイル交換レート 1ポイント=10マイル
海外旅行保険 最高5,000万円(自動付帯)
国内旅行保険 なし
国内航空傷害保険 最高5,000万円(自動付帯)
空港ラウンジサービス 無料で利用可能

ANA法人カードのANA法人ワイドカードは、ANA法人一般カードよりも充実した補償とボーナスマイルを提供します。入会・継続時のボーナスマイルが2倍、搭乗ボーナスは25%です。ANA法人ワイドカードの年会費はJCBブランドで12,925円と高額ですが、還元率は1.0%と高めです。ANA法人ワイドカードは、頻繁に海外出張をする法人にとって魅力的な法人カードの選択肢です。特にANA法人ワイドカードは、海外旅行傷害保険が自動付帯で最高5,000万円までカバーされているためメリットが大きいです。

さらに、JCBのANA法人ワイドカードでは、貯めたOki Dokiポイントをマイルに移行することが可能ですが、その際には年間5,000円の費用がかかります。このマイル移行手数料は、ANA法人一般カードでも同様です。

一方、ANA法人ワイドゴールドカードではマイル移行手数料が無料となっています。そのため、他の特典も考慮しながら、ANA法人ワイドカードとANA法人ワイドゴールドのどちらがよりお得かを検討することをお勧めします。

ANAマイルを貯めるANA法人カード③
ANA法人ワイドゴールドカード

項目 詳細
国際ブランド JCB、VISA、Mastercard
年会費 20,900円
ボーナスマイル 入会・継続時に2,000マイル
還元率 1,000円ごとに1ポイント
ポイントのマイル交換レート 1ポイント=10マイル
海外旅行保険 最高1億円(自動付帯、ANA便利用時)
国内旅行保険 最高5,000万円(利用付帯)
国内航空傷害保険 最高5,000万円(自動付帯)
空港ラウンジサービス 無料で利用可能

ANA法人カードのANA法人ワイドゴールドカードは、さらに充実した特典と高額の保険補償を提供します。ANA法人ワイドゴールドカードの年会費は20,900円ですが、それに見合った多くの特典があります。ANA法人ワイドゴールドカードは、出張や旅行の頻度が高い法人にとってぴったりの選択肢です。空港ラウンジの利用や高額な保険補償が付帯されており、快適な旅をANA法人ワイドゴールドカードはサポートします。

ANAマイルを貯めるANA法人カード④
ANAダイナースコーポレートカード

項目 詳細
国際ブランド Diners Club
年会費 22,000円
ボーナスマイル 入会・継続時に2,000マイル、搭乗時はカード種類別積算率で25%
還元率 100円または200円ごとに1マイル
ポイントのマイル交換レート マイル移行不可
海外旅行保険 最高5,000万円(自動付帯)
国内旅行保険 最高5,000万円(利用付帯)
国内航空傷害保険 最高5,000万円(自動付帯)
空港ラウンジサービス 無料で利用可能

ANA法人カードのANAダイナースコーポレートカードは、ANAとダイナースクラブの提携により提供される高ステータスなANA法人カードです。ANAダイナースコーポレートカードの年会費は22,000円で、ステータス性と豪華な特典を求める法人に適しています。ANAダイナースコーポレートカードは、ビジネスシーンでの接待や会食に利用できる特典が豊富で、レストランのコース料理で2名以上の予約で1名分が無料になる特典などがあります。ANAダイナースコーポレートカードは、ANAマイルの重視とステータス性、特典を重視する法人にとって、非常に魅力的な法人カードです。

ANAマイルを貯めるANA法人カード⑤
アメリカン・エキスプレス・ビジネス・グリーン・カード

項目 詳細
国際ブランド American Express
年会費 13,200円
ボーナスマイル なし
還元率 100円ごとに1ポイント
ポイントのマイル交換レート 1,000ポイント=1,000マイル(メンバーシップ・リワード登録時)
海外旅行保険 最高5,000万円(利用付帯)
国内旅行保険 最高5,000万円(利用付帯)
国内航空傷害保険 なし
空港ラウンジサービス 無料で利用可能

アメリカン・エキスプレス・ビジネス・グリーン・カードは、海外での利用に強い法人カードです。年会費は13,200円で、ANAマイルを貯めることができます。アメックスのポイントプログラム「メンバーシップ・リワード」を利用して、提携航空会社のマイルに交換することができます。オプションプログラム「メンバーシップ・リワード・プラス」へ登録することで、マイルへの移行レートがアップします。特に海外出張が多い法人にとって、アメックスは非常に便利なカードです。

ANA法人カードは、ビジネスシーンでの利用に特化した多くの特典を提供しています。それぞれのANA法人カードには異なる年会費や特典、保険補償がありますので、自社のニーズに最適なANA法人カードを選ぶことが重要です。低コストで基本的な特典を享受したい場合はANA法人一般カード、充実した補償とボーナスマイルを重視するならANA法人ワイドカードやANA法人ワイドゴールドカード、さらにステータスと豪華な特典を求めるならANAダイナースコーポレートカードが適しています。

特に頻繁に海外出張をする法人や、国内外の移動が多いビジネスマンにとって、これらANAマイルが貯まるANA法人カードは非常に有用です。ANAマイルを効率的に貯めることができ、ビジネスやプライベートの旅行にANAマイルを役立てることができます。

  • お役立ちコラム編集部

    自社の経費管理をスムーズにし、さらなるビジネスチャンスを広げるために、ANA法人カードの導入を検討してみてください。

ANA法人カード-種類と特長のまとめ-

これまでご紹介したANA法人カードの種類とそれぞれの特徴については、以下の表でもまとめています。ANA法人カードのそれぞれの特徴や特典などを比較しながら検討したいという方は、ぜひ以下の表も参考にしてみてください。

カード名 ANA法人一般カード
ANA法人一般カード
ANA法人ワイドカード
ANA法人ワイドカード
ANA法人ワイドゴールドカード
ANA法人ワイドゴールドカード
ANAダイナースコーポレートカード
ANAダイナースコーポレートカード
アメリカン・エキスプレス・ビジネス・グリーン・カード
アメリカン・エキスプレス・ビジネス・グリーン・カード
国際ブランド JCB、VISA、Mastercard JCB、VISA、Mastercard JCB、VISA、Mastercard Diners Club American Express
年会費 JCB: 2,475円(初年度無料)
VISA、Mastercard: 3,025円(初年度無料)
JCB: 12,925円
VISA、Mastercard: 13,475円
20,900円 22,000円 13,200円
ボーナスマイル 入会・継続時に1,000マイル
搭乗時はカード種類別積算率で10%
入会・継続時に2,000マイル
搭乗時はカード種類別積算率で25%
入会・継続時に2,000マイル 入会・継続時に2,000マイル
搭乗時はカード種類別積算率で25%
なし
還元率 1,000円ごとに1ポイント 1.0% ※マイル移行不可 1,000円ごとに1ポイント 100円または200円ごとに1マイル 100円ごとに1ポイント
ポイントのマイル交換レート JCB: 1ポイント=10マイル、VISA、Mastercard: – 1ポイント=10マイル 1ポイント=10マイル マイル移行不可 1,000ポイント=1,000マイル
(メンバーシップ・リワード登録時)
海外旅行保険 最高1,000万円(自動付帯) 最高5,000万円(自動付帯) 最高1億円(自動付帯、ANA便利用時) 最高5,000万円(自動付帯) 最高5,000万円(利用付帯)
国内旅行保険 なし なし 最高5,000万円(利用付帯) 最高5,000万円(利用付帯) 最高5,000万円(利用付帯)
国内航空傷害保険 最高1,000万円(自動付帯) 最高5,000万円(自動付帯) 最高5,000万円(自動付帯) 最高5,000万円(自動付帯) なし
空港ラウンジサービス なし 無料で利用可能 無料で利用可能 無料で利用可能 無料で利用可能

ANA法人カード-申込の流れ-

ANA法人カードを申し込む際には、選択する国際ブランド(JCB、VISA、Mastercard、ダイナースクラブ)によって手続き方法が異なります。一般的に、申請からカードの受け取りまでにはおおむね3週間かかるため、ANA法人カードをご検討の方は早めの申請をおすすめします。以下では、ANA法人カードの申し込み方法について詳しく解説します。

ANA法人カードの申し込み方法・手順

1.オンラインまたは入会申込書を取り寄せて申請する

2.事業所に契約書が届く

3.確認書類受領後にANA法人カードが事業所に届く

ANA法人カードの申し込み方法・手順は、選択するブランドによって異なります。

JCBブランド: オンラインでANA法人カードの申し込みが可能です。ウェブサイトから直接手続きを行えます。
VISAおよびMastercard: ANA法人カードの入会申込書を取り寄せて記入し、郵送で申請します。
ダイナースクラブ: ANA法人カードの公式サイトから入会申込書のPDFをダウンロードし、記入後に郵送で申し込みます。

ANA法人カードの申し込み申請から発送までの流れ

オンラインまたは郵送でANA法人カードの申込手続き後、約3週間ANA法人カードの審査期間があります。入会申込書の記入内容に誤りがないか確認し、ANA法人カードの申し込みに必要な書類を揃えて提出しましょう。

ANA法人カード審査対象者の条件

18歳以上
個人事業主または法人代表者

個人の信用情報に問題があったり、法人が設立されたばかりである場合、ANA法人カードの種類によっては審査が通らない可能性もありますので注意が必要です。

ANA法人カード確認書類受領後の流れ

契約内容に不備がないことが確認されると、ANA法人カードが発送されます。届いたANA法人カードに間違いがないか確認し、問題なければその日からANA法人カードが利用可能です。重要書類としてANA法人カードが届くため、確実に受け取れるよう日程を調整しておくことが重要です。発送元に返却されるトラブルを防ぐためにも事前に確認しておきましょう。

ANA法人カード申し込みに必要な書類

ANA法人カードの申し込みには、個人事業主と法人で必要な書類が異なります。

法人の場合

現在事項全部証明書、履歴事項全部証明書
法人確認書
身分証明書

個人事業主の場合

公共料金の領収書
社会保険料の領収書
事業証明書
所得証明書
身分証明書

法人確認書の取得方法

法人代表者がANA法人カードを申請する場合、法人確認書の提出が必要です。これは経営者確認書とも呼ばれ、法務省から交付申請書をダウンロードし、必要事項を記載、手数料額の収入印紙を貼り付けた上で法務局に送ることで取得できます。数日後には法務局から法人確認書が郵送されてきます。窓口での申請も可能で、質問がある場合には窓口での手続きを検討しましょう。

個人事業主の事業証明書類

個人事業主がANA法人カードを申請する場合、事業証明書類が必要です。具体的には、確定申告書や開業届の控えが該当します。これらの書類は市役所で発行できます。発行手数料が必要な場合があるので、準備しておきましょう。申請は窓口または郵送で行います。証明交付申請書を正しく記入し、必要な本人確認書類(運転免許証や保険証など)を用意しましょう。本人以外が取得する場合は委任状も必要です。

ANA法人カードの申し込み手続きは、選択する国際ブランドによって異なります。オンライン申請が可能なJCBブランドに対して、VISAやMastercard、ダイナースクラブでは入会申込書を利用した郵送申請が必要です。申請からカードの受け取りまでには約3週間かかるため、早めに申請を行いましょう。また、ANA法人カードの審査には必要な書類が揃っていることが前提となります。個人事業主と法人で必要な書類が異なるため、事前に確認し、準備を整えてからANA法人カードの申し込み申請することが重要です。

これらの手順を踏んでANA法人カードを取得すれば、ビジネスの出張や経費の支払いにおいて、ANAマイルを効率よく貯めることができます。ぜひ早めにANA法人カードの申請を行い、ビジネス活動をより充実させましょう。

ANA法人カード-審査について-

ANA法人カードの審査は、一般のクレジットカードと比較して厳しく設定されています。これはANA法人カードが企業の信用力を重要視するためです。ANA法人カードの審査基準にはいくつかの要素が関与し、その詳細について以下に詳しく解説します。

ANA法人カードの審査基準

まず、ANA法人カードの審査基準は高めに設定されています。そのため、事業歴が短い会社や設立間もない企業は審査に通りにくい傾向があります。具体的には、営業年数が3年以上で、かつ直近2期以上の黒字が続いている企業が審査に通りやすいです。これは、ANA法人カードが企業の安定性と信用力を重視しているためです。また、会社の属性や申請するANA法人カードのグレードによってもANA法人カードの審査の難易度が異なります。

ANA法人カード審査通過するポイント①
信頼性が審査の鍵

企業の信頼性はANA法人カードの審査を通過するための重要な要素です。設立してすぐの会社では、まだ十分な実績がないため、信頼性を証明するのが難しくなります。そのため、会社設立直後にANA法人カードを申請するのは避けたほうが良いでしょう。代わりに、他の法人カードで実績を積むか、下位カードで実績を作ることをおすすめします。

ANA法人カード審査通過するポイント②
事業所の属性

ANA法人カードの申請資格は法人または個人事業主で、ANA法人カード使用者は18歳以上が対象です。ANA法人カードの審査は会社の属性によっても通過しやすさが異なります。例えば、設立してからの年月や事業の成果が審査に影響を与えます。以下は、審査の通りやすさに影響を与える属性の例です。

個人事業主
設立直後の法人代表者
設立3年以上の法人代表者
設立5年以上の法人代表者

設立から3年以上経過しており、実績がある会社はANA法人カードの審査を通過しやすい傾向にあります。したがって、ANA法人カードの申し込みを検討する際は、設立から3年以上経過してから行うのが望ましいです。また、自社の属性がANA法人カードの審査に通過しやすいかどうかを事前に検討することも重要です。

ANA法人カードのグレードと審査難易度

ANA法人カードには、ANA法人一般カード、ANA法人ワイドカード、ANA法人ワイドゴールドカードなどのグレードがあります。これらのANA法人カードのグレードによってANA法人カードの審査の難易度が異なることにも注意が必要です。ANA法人ワイドカードやANA法人ワイドゴールドカードは、ANA法人一般カードよりも充実したサービス内容や特典、自動付帯保険が提供されますが、その分審査も厳しくなります。

ANA法人ワイドカードやANA法人ワイドゴールドカードを申請する場合は、設立から3年以上経過しているだけでなく、営業実績も求められることが多いです。つまり、企業の信用力がさらに重要視されます。そのため、これらの上位グレードのANA法人カードを申請する際には、会社の信頼性が十分に確保されていることを確認することが大切です。

ANA法人カードの審査は、企業の信用力を重視するため、設立間もない企業や実績が少ない企業にとっては難易度が高めです。ANA法人カードの審査を通過するためには、営業年数が3年以上で、かつ直近2期以上の黒字が続いていることが重要な条件となります。また、申請するANA法人カードのグレードによってもANA法人カードの審査の難易度が異なるため、自社の属性と信用力を考慮して適切なANA法人カードのグレードを選択しましょう。

企業の信頼性を高め、ANA法人カードを取得することで、ビジネスにおける経費管理や出張の利便性を向上させ、貯まったマイルを効率的に活用することができます。

  • お役立ちコラム編集部

    ANA法人カードの審査を通過するための準備をしっかりと行い、ANA法人カードを活用してビジネスの幅を広げてください。

ANA法人カード・マイルを貯めやすい法人カード関連記事:
マイルが貯まる法人カード5選!クレジットカード選びのポイントも解説

ANA法人カード-メリット-

ANA法人カードは、ビジネスシーンでの利便性を高めるだけでなく、マイルを効率的に貯めることができる点で多くのメリットを提供します。特に、出張が多い企業や個人事業主にとって、ANA法人カードの特典は魅力的です。以下に、ANA法人カードの具体的なメリットについて詳しく解説します。

ANA法人カードのメリット1.
ANAカードマイルプラスでさらにマイルが貯まる

ANA法人カードのメリット1つ目は、ANA法人カードの最大のメリットは、ショッピングやビジネス出張でマイルを貯めやすい点です。特に、「ANAカードマイルプラス」サービスを利用することで、対象店舗での利用額に応じてマイルを効率的に貯めることができます。具体的には、ANAカードマイルプラス加盟店での利用で、100円または200円(税込)につき1マイルが貯まります。

ANA法人ワイドゴールドカードやANAダイナースコーポレートカードを利用することで、さらに幅広い店舗でマイルを貯めることが可能です。例えば、レンタカー、ガソリンスタンド、タクシー、駐車場などもANAカードマイルプラス加盟店となっており、出張時に効率よくマイルを貯めることができます。また、Apple PayやGoogle Payなどの電子マネーでの決済でもマイルが積算されるため、手軽にマイルを貯めることができます。

ANA法人カードのメリット2.
海外旅行傷害保険や国内航空傷害保険が自動付帯

ANA法人カードのメリット2つ目は、ANA法人カードには、マイルが貯まる以外にも、海外旅行傷害保険が自動付帯されています。これにより、カードの利用有無に関係なく保険が適用されるため、出張中の万が一の事態に備えることができます。多くの法人カードでは、保険の適用にカードの利用が条件となっているため、ANA法人カードのこの特典は非常に有益です。

さらに、国内航空傷害保険も自動付帯されています。国内出張が多いビジネスパーソンにとって、空港や機内での怪我をカバーするこの保険は安心感を提供します。ANA法人ワイドゴールドカードやANAダイナースコーポレートカードでは、国内旅行傷害保険も利用付帯されるため、より充実した保険内容が魅力です。

ANA法人カードのメリット3.
専用カウンターでのチェックインや提携ホテルでの割引

専用カウンターでのチェックインや提携ホテルでの割引

ANA法人カードのメリット3つ目は、ANA法人ワイドカードやANA法人ワイドゴールドカードを持っていると、国際線ビジネスクラスの専用カウンターでチェックインが可能です。これは、エコノミークラスの航空券を持っている場合でも利用できるため、混雑を避けてスムーズに手続きを行うことができます。

また、ANA法人カードはインターコンチネンタル ホテルズ グループ(IHG)やANAの共同ブランドホテル、ANAホテル等を割引料金で利用できる特典もあります。

これらのホテルでは、朝食無料やウェルカムドリンクのサービスが提供されるため、ビジネス出張を快適に過ごすことができます。

ANA法人カードのメリット4.
お土産購入で使えるショッピング特典

ANA法人カードのメリット4つ目は、ANA法人カードは、空港内の店舗や機内販売、空港免税店などでのショッピングにおいて割引特典を提供します。例えば、成田空港、羽田空港、関西空港のANA系列の免税店では、ANA法人カード提示で10%の割引が受けられます(ANA一般法人カードの場合は5%割引)。これにより、取引先への手土産などをANA法人カードでお得に購入することができます。

さらに、全国の空港にある「ANA FESTA」では、1,000円以上の購入時に10%の割引が適用されます。また、ANAグループ便の機内販売においても、ANA法人カード利用で10%の割引が受けられるため、飛行中のショッピングもお得です。

ANA法人カードのメリット5.
ビジネスに役立つ追加特典

ANA法人カードのメリット5つ目は、ANA法人カードには、ビジネスに役立つ追加特典も豊富です。例えば、ANA法人カードでビジネス関連の支出を一括で管理できるため、経費精算の手間を大幅に削減することができます。また、カード利用明細が電子化されており、経理業務の効率化にも寄与します。

さらに、ANA法人カードを利用することで、提携先のビジネスサポートサービスを受けることができます。これには、ビジネスラウンジの利用や、専用のカスタマーサポートなどが含まれます。これらのサービスを活用することで、ビジネスの幅を広げ、効率的な経営をサポートします。

ANA法人カードは、マイルを効率的に貯めることができるだけでなく、海外旅行傷害保険や国内航空傷害保険の自動付帯、専用カウンターでのチェックイン、提携ホテルでの割引、そしてショッピング特典など、ビジネスシーンでの多くの利便性を提供します。ANA法人カードにより、出張や経費管理をスムーズに行うことができ、企業の信頼性やビジネスの効率性を高めることが可能です。

ビジネスパーソンにとって、ANA法人カードは単なる支払い手段ではなく、ビジネスのパートナーとして機能します。多くのメリットを活用して、ビジネスを一層充実させてください。

  • お役立ちコラム編集部

    ANA法人カード・マイルを貯めやすい法人カードについては以下の記事もおすすめです。

マイルが最強に貯まるおすすめ法人カード!経費支払いでハワイにも行ける!?

本記事では、ANA法人カードのメリットを5つご紹介しましたが、以下の記事ではANA法人カードに限らず、法人カードそのもののメリットやデメリット、また法人カードの選び方や選ぶ際のポイントについて詳しく解説しています。

自社にはどのような法人カードが最適かあまり分かっていない方は、ぜひこちらの記事もあわせて参考にしてみてください。

ANA法人カード-デメリット-

ANA法人カードは、多くの利便性と特典を提供する反面、いくつかのデメリットも存在します。ここでは、ANA法人カードのデメリットや、注意すべきポイントを詳しく解説します。

ANA法人カードのデメリット1.
国際ブランドによって年会費や申し込み手続きが異なる

ANA法人カードの一つのデメリットは、国際ブランドによって年会費や申し込み手続きが異なる点です。たとえば、ANA法人一般カードやANA法人ワイドカードの年会費は、JCBの方がVISAやMastercardよりも安く設定されています。

具体的には、ANA一般法人カードの場合、JCBの年会費は2,475円(税込)ですが、VISAやMastercardでは3,025円(税込)となります。また、申し込み方法も異なり、JCBを選ぶ場合はオンラインでANA法人カードの申し込みが可能ですが、VISAやMastercardの場合は、ANA法人カード入会申込書を取り寄せて郵送で手続きする必要があります。このため、ANA法人カード申し込みに手間が増える点がデメリットとなります。

一方、ANA法人ワイドゴールドカードでは、国際ブランドによる年会費の差はありませんが、追加カード会員の年会費はVISAやMastercardの方が低い設定となっています。従業員用カードを多数発行する場合、全体的なコストが異なるため、事前に検討することが重要です。

ANA法人カードのデメリット2.
VISAとMastercardは通常ポイントをマイルに変えられない

ANA法人カードのもう一つの大きなデメリットは、VISAとMastercardでは通常ポイントをANAマイルに交換できない点です。JCBのANA法人カードでは、航空券以外のカード利用で貯まったポイントをANAマイルへ交換することが可能です。しかし、VISAとMastercardの場合、ポイントをマイルに交換することができません。

これにより、日常的なビジネス経費の支払いでANAマイルを貯めたいと考えている場合、JCBのANA法人カードがより適しています。一方で、VISAとMastercardのANA法人カードは「ワールドプレゼント」プログラムに対応しており、貯まったポイントを景品と交換することができます。ポイントが無駄になることはありませんが、ANAマイルに交換したい場合は注意が必要です。

ANA法人カードは、ビジネスシーンでの利便性と特典が充実している反面、国際ブランドによる年会費や申し込み手続きの違い、ポイントのマイル交換制限などのデメリットがあります。特に、VISAやMastercardのカードでは、通常ポイントをマイルに交換できないため、マイルを貯める目的でカードを利用したい場合はJCBのANA法人カードを選ぶ方が賢明です。

このように、ANA法人カードを選ぶ際には、自社の利用状況や目的に応じて、最適なANA法人カードを選ぶことが重要です。特に、年会費や手続きの手間、ポイントの使い道などを総合的に考慮して、最もメリットが大きいANA法人カードを選ぶようにしましょう。ANA法人カードの特典を最大限に活用するためには、ANA法人カードのデメリットをしっかりと理解し、それに対処することが必要です。

ANA法人カード-マイルを貯める注意点-

ANA法人カードを利用してビジネスシーンでANAマイルを貯める際には、いくつかの重要な注意点があります。以下のポイントに気を付けることで、効率よくANAマイルを活用できるようになります。

ANA法人カードでマイルを貯める際の注意点1.
ANAのマイルには有効期限がある

まず、ANA法人カードでマイルを貯める際の注意点1つ目は、ANAのマイルには有効期限が設定されていることを忘れてはいけません。ANAのマイルの有効期限は3年(獲得月から36ヵ月後の月末まで)です。例えば、2022年5月に獲得したマイルは2025年5月末まで利用可能です。この期限を過ぎるとANAマイルは失効してしまうため、定期的にANAマイル口座の残高を確認し、計画的に利用することが重要です。

ANA法人カードでマイルを貯める際の注意点2.
ANA SKY コインとマイルの違いを理解する

ANA法人カードでマイルを貯める際の注意点2つ目は、ANA SKY コインは、ANAの公式ウェブサイトで航空券や旅行商品の支払いに利用できる電子クーポンで、10コインが10円分として使えます。一方、ANAのマイルは特典航空券やアップグレードなど、さまざまな用途に利用できます。コインとマイルでは使い道や有効期限が異なるため、混同しないようにしましょう。例えば、ANAマイルの有効期限が迫っている場合は、ANA SKY コインに交換して使う方法もあります。

ANA法人カードでマイルを貯める際の注意点3.
特典航空券の予約は早めに行う

ANA法人カードでマイルを貯める際の注意点3つ目は、ANAのマイルを利用してANA国内線やANA国際線の特典航空券を取得する場合、人気の路線はすぐに枠が埋まってしまいます。特に出張や休暇シーズンには予約が取りにくくなるため、早めに計画を立てて予約することが重要です。希望の便を確保するためには、旅行の日程が決まり次第、早めにANAマイルでの予約を行うことが推奨されます。

また、特典航空券が確保できなかった場合は、ANA SKY コインに交換して航空券や旅行商品の支払いに充てる方法も検討しましょう。これにより、ANAマイルの有効活用が可能となります。

ANA法人カードを利用してANAマイルを効率よく貯めるためには、有効期限の管理、ANA SKY コインとの違いの理解、そして特典航空券の早期予約が重要です。これらのポイントに注意することで、ビジネスシーンでもANAマイルを最大限に活用することができます。ANA法人カードで貯めたANAマイルを上手に活用し、出張や旅行をさらに充実させましょう。次項では、ANA法人カードで貯めたANAマイルの活用術について解説します。

ANA法人カード・マイルを貯めやすい法人カード関連記事:
法人カードでANAのマイルをためる方法や使いみち、おすすめカードを徹底解説!

ANA法人カード-ANAマイル活用術-

ANA法人カードで貯めたANAマイルは、多岐にわたる方法で活用できます。航空券の購入やアップグレード、旅行商品の支払いなど、ビジネスにもプライベートにもANAマイルは活用可能です。ここでは、ANAマイルの具体的な活用方法について詳しくご紹介します。

ANAマイル5つの活用術

1.ANAの国内線・国際線・提携便の航空券に交換
2. ANA国際線のアップグレード特典に利用
3. ANA SKYコインに交換して航空券や旅行商品などに利用
4. スターアライアンスアップグレード特典に利用
5.ピーチポイントに交換してPeachの航空券に利用

ANAマイルの活用術については、以下の記事も参考になると思います。ANAマイルを存分に活用していきたい方は、ぜひあわせて参考にしてみましょう。
おすすめ記事:ANAマイルの使い道とおすすめの活用術

ANA法人カードで貯めたANAマイル活用術1.
ANAの国内線・国際線・提携便の航空券に交換

ANAマイレージクラブに登録し、ANA法人カードで貯めたマイルは、ANAの国内線や国際線、さらには提携航空会社の航空券に交換できます。また、「ANAカードファミリーマイル」を利用すれば、家族で貯めたマイルを合算し、特典航空券に交換することも可能です。これにより、家族旅行や出張の際に非常に便利です。特典航空券は、ANAの国内線・国際線問わず、5,000マイルから交換可能ですが、交換にはANAマイルが必要なため、貯めたANAマイルの管理をしっかり行うことが重要です。

ANA法人カードで貯めたANAマイル活用術2.
ANA国際線のアップグレード特典に利用

ANAマイルを利用して、ANA国際線のエコノミークラスからプレミアムエコノミークラス、あるいはビジネスクラスへのアップグレードが可能です。必要なマイル数は1区間の距離に応じて変わります。例えば、0〜2,000kmの距離では9,000マイルが必要となります。アップグレードの際は、事前にANAの「特典利用者登録」が必要となります。登録はANAの公式サイトから簡単に行えますので、早めに手続きを済ませておくと良いでしょう。

ANA法人カードで貯めたANAマイル活用術3.
ANA SKYコインに交換して航空券や旅行商品などに利用

ANAマイルを「ANA SKYコイン」に交換することで、ANAの公式サイトで航空券や旅行商品の支払いに利用できます。ANA SKYコインは、10コイン=10円として計算され、10円単位で利用可能です。SKYコインの有効期限は交換月から12ヶ月目の末日までとなっているため、期限内に利用することを忘れないようにしましょう。

  • お役立ちコラム編集部

    ANAマイレージクラブ会員であれば誰でも利用可能なので、非常に便利なオプションです。

おすすめ記事:法人カードでマイルを貯めるには?マイル利用時の注意点も

ANA法人カードで貯めたANAマイル活用術4.
スターアライアンスアップグレード特典に利用

ANAマイレージクラブの会員は、スターアライアンスに加盟している航空会社のフライトでもアップグレード特典を利用できます。エコノミークラスからビジネスクラス、ビジネスクラスからファーストクラスへのアップグレードが可能で、片道12,000マイルから利用できます。必要なANAマイル数は、フライトの距離およびクラスによって異なります。例えば、0〜2,000kmの距離でエコノミークラスからビジネスクラスにアップグレードするには12,000マイルが必要です。こちらも特典利用者登録が必要ですので、事前に登録を済ませておくとスムーズです。

ANA法人カードで貯めたANAマイル活用術5.
ピーチポイントに交換してPeachの航空券に利用

ANAマイルは、格安航空会社Peachのピーチポイントにも交換できます。500マイルから交換可能で、500マイルを450ピーチポイント(450円相当)に交換できます。キャンペーン時には同じ500マイルで500ピーチポイント(500円相当)に交換できることもあります。ピーチポイントは航空券だけでなく、座席指定料金にも利用できるため、Peach便を利用する際に非常に役立ちます。

ANAマイル5つの活用術のポイント

ANA法人カードで貯めたANAマイルを効果的に利用するためには、いくつかのポイントを押さえておくことが大切です。

  • お役立ちコラム編集部

    ANA法人カードを使用して貯めたマイルを活用する際には、注意点もあるので事前に把握しておきましょう。では、ANAマイルの5つの活用術のポイントについてご紹介していきます。

マイルの有効期限に注意

ANAマイルの有効期限は36ヶ月(3年)です。期限が切れる前にANAマイルを利用するよう心掛けましょう。ANAマイルの有効期限は、ANAマイレージクラブの会員ページで簡単に確認できます。

特典航空券の早めの予約

特典航空券は人気の路線ほどすぐに予約が埋まります。旅行や出張の日程が決まったら、できるだけ早めに特典航空券の予約を行いましょう。

アップグレード特典の活用

長距離フライトではアップグレード特典を利用することで、快適な移動が可能です。特にビジネスクラスやファーストクラスは座席の広さやサービスが大きく異なりますので、ぜひANAマイルを活用してみてください。

ANA SKYコインの活用

ANA SKYコインは、有効期限が1年と短いため、必要に応じて早めに利用することをお勧めします。旅行商品の購入にも使えるため、計画的に利用しましょう。

ここがポイント!

税理士_依頼_おすすめのポイント

ANA SKYコインについて詳しく知りたい方は、以下のページもあわせてご覧ください。
参考記事:こんどの旅に、すぐ使える。ANA SKY コイン|ANAマイレージクラブ

ピーチポイントへの交換

ANAマイルが少なくてもPeach便の航空券に交換できる点は非常に便利です。特に頻繁にPeach便を利用する方にはお得ですので、活用してみてください。

ANA法人カードで貯めたマイルは、ビジネスシーンだけでなくプライベートでも大いに役立つ資産です。国内外の旅行や出張で有効に活用するために、ANAマイルの有効期限や交換条件を把握しておくことが重要です。ANAマイルの活用方法をしっかりと理解し、効率的に利用することで、より充実したビジネスライフやプライベートの旅行を楽しむことができます。

ANA法人カードを活用して、賢くANAマイルを貯めて、最大限有効的に活用してみてください。日々の出張や旅行が、さらに快適で充実したものになるでしょう。

ANA法人カード・マイルを貯めやすい法人カード関連記事:
【2024年6月】マイル特化の最強法人カード4選+1。ANA・JALの法人クレカを選ぶのはNG!

ANA法人カード-Q&A-

以下に、ANA法人カードについてのよくある質問とその回答をまとめました。

ANA法人カードQ1.
ANA法人カードの発行会社はどこですか?

ANA法人カードの発行会社は選択する国際ブランドによって異なります。それぞれのブランドに対応するANA法人カード発行会社は以下の通りです。

・JCB:株式会社ジェーシービー
Visa・Mastercard®︎:三井住友カード株式会社
ダイナースクラブ:三井住友トラストクラブ株式会社

ANA法人カードQ2.
アメックスのANA法人カードはありますか?

ANA法人カードで選べる国際ブランドは以下の通りで、アメックス(アメリカン・エキスプレス)は含まれていません。

・JCB
・Visa
・Mastercard®︎
・ダイナースクラブ

ただし、ANAマイルを効率よく貯めたい法人向けのカードとして、アメックスビジネスゴールドカードがございますので、ANAマイルを重視される方にはぜひ検討をおすすめします。

ANA法人カードQ3.
プラチナランクのANA法人カードはありますか?

ANA法人カードにはプラチナランクの設定はありません。最も高いランクは「ANA法人ワイドゴールドカード」になります。ANA法人ワイドゴールドカードは、サービス内容や特典が充実しており、多くのビジネスユーザーに支持されています。

ANA法人カードQ4.
ANA法人カードとANAコーポレートカードの違いは何ですか?

ANA法人カードは、発行会社と国際ブランドによって正式名称が異なります。以下がその違いです。

JCB:ANA JCB法人カード
Visa・Mastercard®︎:ANAコーポレートカード
ダイナースクラブ:ANAダイナースコーポレートカード

それぞれのANA法人カードは基本的な特典内容は同じですが、サービスの詳細や特典に若干の違いがあります。

ANA法人カードQ5.
個人事業主でもANA法人カードを発行できますか?

はい、個人事業主でもANA法人カードを発行することが可能です。ANAマイルを貯めることで、出張やビジネス旅行の費用を抑えることができるため、個人事業主にも非常におすすめの法人カードです。

ANA法人カードを利用することで、ショッピングや出張の際に効率よくANAマイルを貯めることができ、ビジネスをさらに有利に進めることができます。適切なANA法人カードを選び、自分のビジネスに最も適した形でANAマイルを活用しましょう。

ANA法人カードQ6.
ANA法人カードで得たANAマイルは個人用途していい?

ANA法人カードで得たポイントやマイルの個人利用については、会社の規定に依存します。法的なルールは存在しないため、実務的には個人用途での利用は問題ない場合もありますが、キャッシュバックの場合は収益となり、個人用途での利用が横領と見なされる危険があります。ポイントやマイルは会社の資産として取り扱うのが基本で、利用前に上司に確認するか、会社の規則を確認してください。会計処理については税理士や税務署に相談することをおすすめします。

ANA法人カードQ7.
ANAの法人カードに入会するとETCは利用できる?

ANA法人カードを申し込む際に、ETCも同時に申し込むことが可能です。また、ANA法人カードの入会後も追加カードとして申し込むことが可能です。
ETCカードを利用した際にも利用金額に応じてポイントが貯まり、貯まったポイントはマイルに移行することが可能です。

ANA法人カードは、国際ブランドによって発行会社が異なり、JCB、Visa、Mastercard®︎、ダイナースクラブから選択できます。アメックスブランドのカードは提供されていませんが、ANAマイルを効率よく貯めたい法人の方には、アメックスビジネスゴールドカードをANA法人カードとして検討する価値があります。また、個人事業主でも発行可能なため、多くのビジネスユーザーにとってANA法人カードは魅力的な法人カードです。

ANA法人カードを活用して、ビジネスシーンでのANAマイルの蓄積とANAマイルの有効活用を図りましょう。これにより、出張やビジネス旅行がさらに充実し、コスト削減にも繋がります。

ANA法人カード・マイルを貯めやすい法人カード関連記事:
ANA法人カードのおすすめ券種を比較!メリットやマイル還元率を紹介

まとめ

今回は、ビジネスで航空機をよく利用される方や、ビジネスで特にANA航空機を利用される方、法人カードでマイルを活用したい方、ANAマイルをお得に貯めたいという方におすすめな、ANA法人カードを徹底解説しましたがいかがでしたでしょうか。ANA法人カードは、ビジネスにおける経費管理と同時にANAマイルを効率的に貯めることができる優れたツールです。ANAの国内線や国際線の航空券、提携航空会社のフライト、さらにはアップグレード特典や旅行商品の購入など、様々な方法でANAマイルを活用できます。また、ANA SKYコインやピーチポイントへの交換も可能で、ANAマイルの幅広い使い道が魅力です。

ANA法人カードを活用することで、出張や旅行の際に貯まるANAマイルを有効に使い、ビジネスの利便性を高めることができます。特に、ANAマイルを活用したアップグレードや特典航空券の早期予約は、コストパフォーマンスを最大限に引き出す方法です。

さらに、ANA法人カードには、JCB、Visa、Mastercard、ダイナースクラブといった様々な国際ブランドがあり、それぞれの特典や年会費の違いを把握することが重要です。自社のニーズに合ったカードを選ぶことで、より効果的にマイルを貯めることが可能です。

以上を踏まえ、ANA法人カードを活用して、ANAマイルを賢く貯め、ビジネスシーンをさらに充実させましょう。またANAマイルには有効期限があるため、ANAマイルの活用術を駆使して、ビジネスもプライベートもより豊かにしていきましょう。

ANA法人カード・マイルを貯めやすい法人カード関連記事:
ANAのマイルを法人カードで貯めよう!お得にマイルを貯める方法を解説

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