個人事業主でクレジットカードを分けていない?分けていないデメリットとおすすめの法人カードも紹介

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2024年11月20日
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個人事業主がクレジットカードを作る際は、個人事業主の事業用クレジットカードと個人用クレジットカードを分けて持つことをおすすめすています。

クレジットカードを分けていないと、個人事業主の事業経費の管理が複雑になる可能性が高いですが、個人事業主の事業の法人用クレジットカードを分けることで、記帳が簡素化され、経費処理の手間を大幅に削減できたり、確定申告用の会計ソフトともデータをスムーズに連携できるなど多くのメリットがあります。

また、個人事業主の事業用クレジットカードの年会費は経費として計上可能なため、個人事業主でクレジットカードを分けていない方は、ぜひ法人用クレジットカードの検討をおすすめします。

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目次

  1. おすすめ法人カード7選
  2. 個人事業主でクレジットカードを分けていないデメリット
    1. 個人事業主でクレジットカードを分けていないデメリット1.
      記帳や経費処理が複雑化
    2. 個人事業主でクレジットカードを分けていないデメリット2.
      確定申告時のデータ管理が困難
    3. 個人事業主でクレジットカードを分けていないデメリット3.
      年会費の扱いが複雑化
    4. 個人事業主でクレジットカードを分けていないデメリット4.
      資金繰りの制約
  3. 個人事業主でクレジットカードを分けていない場合のリスク
    1. 青色申告控除が活用できないリスク
    2. クレジットカードを分けていない場合の代替案
  4. 個人事業主がクレジットカードを分ける際の注意点
  5. 個人事業主が法人用クレジットカードを選ぶポイント
    1. 個人事業主が法人用クレジットカードを選ぶポイント1.
      個人事業主向けの法人用クレジットカードを選ぶ
    2. 個人事業主が法人用クレジットカードを選ぶポイント2.
      利用限度可能枠の確認
    3. 個人事業主が法人用クレジットカードを選ぶポイント3.
      追加カードや年会費の確認
    4. 個人事業主が法人用クレジットカードを選ぶポイント4.
      ポイント還元率や付帯サービス
  6. 個人事業主におすすめの法人用クレジットカード
    1. 1.三井住友カード ビジネスオーナーズ
    2. 2.三井住友カード ビジネスオーナーズ ゴールド
    3. 3.NTTファイナンス Bizカード
    4. 4. オリコ EX Gold for Biz S
    5. 5. 楽天ビジネスカード
    6. 6. JCB 法人カード(ゴールド)
  7. まとめ

おすすめ法人カード7選

カード名 UPSIDERカード アメックスビジネスゴールド セゾンプラチナ・ビジネス・アメックス JCB Biz ONE JCB Biz ONE
ゴールド
ラグジュアリーカード
ブラック
アメックスビジネスプラチナ ダイナースクラブ
ビジネスカード
カード
券面
おすすめ最強法人カード_11 おすすめ最強法人カード_12 おすすめ最強法人カード_12 おすすめ最強法人カード_14 おすすめ最強法人カード_15 おすすめ最強法人カード_16 おすすめ最強法人カード_17 おすすめ最強法人カード_18
年会費
(税込)
無料 36,300円 初年度無料
(2年目以降は22,000円)
永年無料 初年度無料
2年目以降5,500円
※前年度100万円以上で無料
110,000円 165,000円 27,500円
ポイント
還元率
1.0~1.5% 1.0%~3.0% 基本0.5%(最大1.0%) 1.0~10.5% 1.0~10.5% 1.25% 1.0%~3.0% 0.4~1.0%
国際
ブランド
Visa アメリカン・エキスプレス アメリカン・エキスプレス JCB JCB Mastercard® アメリカン・エキスプレス Diners Club
発行
スピード
最短即日 約5週間 最短3営業日 通常2~3週間
※個人名義口座でオンライン口座設定の場合は
通常1週間程度の可能性あり
通常2~3週間
※個人名義口座でオンライン口座設定の場合は
通常1週間程度の可能性あり
最短5営業日 約5週間 2〜3週間
おすすめ
ポイント
年会費、発行手数料がすべて無料!
追加カード無制限
還元率は1~1.5%!毎月利用額から
自動キャッシュバック
・不正利用時の補償は
2,000万円までの高額補償
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本人確認書類のみ
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特に、個人事業主でクレジットカードを分けていない方が、クレジットカードを適切に分けることで、経費処理の手間が軽減される点は非常にメリットが高いです。

お役立ちコラム編集部

個人事業主の事業用としてクレジットカードを分けていないと、経費管理の難易度が上がります。

今回この記事では、個人事業主でクレジットカードを分けていない方に向けて、個人事業主でクレジットカードを分けていないデメリットから、個人事業主でクレジットカードを分けていない場合のリスクや注意点、個人事業主でクレジットカードを分けていない方がクレジットカードを分ける際のクレジットカードの選び方、分けていない個人事業主の方におすすめの法人用クレジットカードまで徹底解説していきます。

個人事業主でクレジットカードを分けていない方や、クレジットカードを分けることを検討しておられる個人事業主の方にこの記事が参考になれば幸いです。

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個人事業主でクレジットカードを分けていないデメリット

個人事業主として活動する際に、事業用と個人用のクレジットカードを分けていないと、さまざまなデメリットが生じる可能性があります。ここでは、個人事業主がクレジットカードを分けていないことによる4つの主なデメリットについてまず詳しく説明します。

個人事業主でクレジットカードを分けていないデメリット1.
記帳や経費処理が複雑化

個人事業主でクレジットカードを分けていないデメリット1つ目は、個人事業主としての事業の記帳や経費処理が複雑化することです。個人事業主が事業用と個人用でクレジットカードを分けていないと、毎月のクレジットカード利用明細に個人事業主の事業用と個人の支出が混在してしまいます。このため、クレジットカードを分けていないと個人事業主の経費として計上すべき支出を特定するために、1つ1つクレジットカードの取引を確認し、どれが個人事業主の事業関連の支出であるかを手動で振り分ける必要があります。これにより、個人事業主の経費の仕訳を間違えるリスクが高まり、経理処理に余計な時間と手間がかかります。

個人事業主でクレジットカードを分けていない場合の注意点

税理士_依頼_おすすめの注意点

最終的には、個人事業主の経費処理のミスが税務署の指摘を受ける可能性もあるため、クレジットカードを分けていない個人事業主は注意が必要です。

個人事業主でクレジットカードを分けていないデメリット2.
確定申告時のデータ管理が困難

個人事業主でクレジットカードを分けていないデメリット2つ目は、個人事業主の確定申告時のデータ管理が困難になることです。多くのクラウド会計ソフトや会計ソフトは、金融機関やクレジットカード会社とデータ連携を行い、個人事業主の事業経費の自動仕訳を可能にしています。しかし、個人事業主事業用と個人用の支出はデータ上で自動的に振り分けていないため、混在したデータを連携することになります。クレジットカードを分けていない個人事業主は、個人利用分を手動で除外する必要があり、結果として自動仕訳のメリットを享受できません。個人事業主事業用と個人用の支出を分けていないことで発生するこの手間を減らすためには、クレジットカードを分けていないままよりもしっかりクレジットカードを分けて管理する方が、個人事業主事業効率も図れて、経理処理の負担も軽減されます。

個人事業主でクレジットカードを分けていないデメリット3.
年会費の扱いが複雑化

個人事業主でクレジットカードを分けていないデメリット3つ目は、年会費の経費扱いが複雑化することです。個人向けクレジットカードは年会費無料で利用できるものも多いですが、個人事業主事業用の法人カードは通常、利用限度額や特典が充実している分、年会費が必要となります。個人事業主でクレジットカードを分けていないと、個人事業主事業用の法人カードの年会費の費用按分処理が必要となり、個人事業主事業と個人の利用割合に応じて経費計上しなければなりません。

クレジットカードを分けていない個人事業主は、このクレジットカードの年会費按分処理は複雑で手間がかかるデメリットがあります。個人事業主事業専用のクレジットカードを持つことで、クレジットカードの年会費をそのまま丸ごと経費として計上できるメリットがあります。

お役立ちコラム編集部

テキストテキスト年会費の年会費の扱いを複雑にしたくない方は「年会費が無料の法人カード」を作成することも1つの選択肢です。年会費無料の法人カードについては、以下の記事で詳しく紹介しているので年会費無料の法人カードを検討している方は、以下の記事を参考にしてみてください。

参考記事:設立1年未満や個人事業主におすすめの年会費無料の法人カードとは?

個人事業主でクレジットカードを分けていないデメリット4.
資金繰りの制約

個人事業主でクレジットカードを分けていないデメリット4つ目は、資金繰りの制約です。個人事業主が、個人用と個人事業主事業用のクレジットカードを分けていない場合、クレジットカードの利用限度額の制約が生じます。個人用カードの限度額は通常、事業に必要な高額な支出をカバーするには不十分です。特に、機材の購入や大規模なサービス導入を伴う個人事業主事業でクレジットカードを分けていないと、クレジットカードの限度額の低さが、個人事業主事業の資金繰りに悪影響を及ぼす可能性があります。そのため、個人事業主の事業にもよりますが、クレジットカードを分けて利用することで、それぞれのクレジットカードで独立した利用限度枠が確保でき、個人事業主事業での高額な出費や緊急時の支出にも柔軟に対応できるようになります。

お役立ちコラム編集部

以上のように、個人事業主クレジットカードを分けていないと、経理管理の複雑化や資金繰りの制約といったデメリットが生じます。

これら個人事業主でクレジットカードを分けていないことで発生する問題を解消し、個人事業主として効率的な事業運営を実現するためにも、個人事業主事業用と個人用でクレジットカードを明確に分けることが重要です。クレジットカードをまだ分けていない個人事業主の方はぜひ個人事業主事業用のクレジットカードを検討しましょう。次項では、個人事業主でクレジットカードを分けていない場合のリスクなどをまとめて解説していきます。

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個人事業主でクレジットカードを分けていない場合のリスク

個人事業主として活動する上で、クレジットカードを個人用と個人事業主事業用で分けていないと、いくつかのリスクや問題が発生します。先述したとおり、個人事業主の経費管理などいろいろ煩雑になる点が、個人事業主がクレジットカードを分けていないことで発生するデメリットですが、他にも個人事業主がクレジットカードを分けていないことでの影響がでてくるリスクもあります。ここでは、個人事業主でクレジットカードを分けていない場合のリスクや注意点などをまとめて解説していきます。

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青色申告控除が活用できないリスク

個人事業主がクレジットカードを分けていない場合、青色申告で65万円の控除を受けるための記帳方法にも影響を及ぼします。青色申告で65万円の控除を受けるためには、複式簿記での正確な記帳が求められます。複式簿記での正確な記帳で青色申告の控除を満額受けて、所得税や住民税の負担を軽減し、健康保険料の算定基準にも良い影響を与えます。個人事業主の方が青色申告65万円の控除を受けると、年間の出費が大幅に削減できるため、個人事業主にとって大きなメリットとなります。複式簿記で正確な記帳を行うためにも、個人事業主にとってクレジットカードを分けていないことはリスクにつながります。

お役立ちコラム編集部

クレジットカード個人事業主の経費を支払った際の、記帳方法を解説していきます。

個人事業主の経費をクレジットカードで支払った場合の記帳方法

個人口座・個人用クレジットカードでの個人事業主の経費支出

  • 複式簿記では、経費を支払った日に消耗品費として借方に記帳し、貸方には「事業主借」として記載します。しかし、この方法では事業用の支出が個人の利用に紛れてしまい、通帳や明細から経費を追跡するのが難しくなります。

事業用口座・個人用クレジットカードでの個人事業主の経費支出

  • 事業用口座から個人用クレジットカードで経費を支払う場合、個人の買い物分も含めて記帳が必要になります。この場合、事業外の支出がすべて記録され、プライベートな利用も丸見えになり、帳簿の複雑化を招きます。

個人口座・事業専用クレジットカードでの個人事業主の経費支出

  • この場合、購入日と引き落とし日で記帳が必要です。個人事業主の事業専用のカードを利用しても、個人口座の動きが帳簿に影響を与え、支出の追跡が難しくなります。

事業用口座・事業専用クレジットカードでの経費支出

  • 事業用口座と事業専用クレジットカードを利用することで、プライベートの支出を避け、経理がシンプルになり、ミスを減らすことができます。経理処理が楽になるため、個人事業主事業専用のものを使用することをお勧めします。

以上のように、個人事業主がクレジットカードを分けていないことのリスクとしては、正確な記帳ができないことによる、青色申告控除の活用ができない可能性があります。個人事業主事業用口座から、個人事業主事業専用クレジットカードでの経費支出が、青色申告控除を最大限活用できる近道です。

お役立ちコラム編集部

まだクレジットカードを分けていない個人事業主の方は、ぜひ個人事業主の事業専用のクレジットカードの作成を検討しましょう。

クレジットカードを分けていない場合の代替案

クレジットカードを分けていない場合や、そもそも分けるのが難しい場合には、代替案として、個人事業主の事業専用デビットカードを利用する方法もあります。デビットカードは、即時に銀行口座から引き落とされるため、支出が明確に記録され、経費管理が容易です。また、クレジットカードを分けていない場合や、分けられない場合でも、事業専用の口座を開設し、そこから支出を管理することで、個人の支出と個人事業主の事業支出を区別することができます。

このように、個人事業主がクレジットカードを分けていない場合のリスクや代替案について理解し、個人事業主は適切な管理を行うことが重要です。クレジットカードを分けていない個人事業主が、個人と個人事業主の事業との支出を区別することで、経費の透明化や経理処理の効率化が図れるため、個人事業主の事業成功に寄与するでしょう。

次項では、個人事業主がクレジットカードを分ける際の注意点について解説していきたいと思います。

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個人事業主がクレジットカードを分ける際の注意点

クレジットカードを今まで分けていない個人事業主の方へ、これからクレジットカードを分ける際に注意してほしいポイントが3つあります。以下、クレジットカードを今まで分けていない個人事業主の方が、クレジットカードを分ける際の注意点です。

個人事業主がクレジットカードを分ける際の注意点①
クレジットカードのポイントが別々に貯まる

クレジットカードを今まで分けていない個人事業主の方が、クレジットカードを分ける際の注意点1つ目は、クレジットカードのポイントが別々に貯まることです。個人用クレジットカードと個人事業主事業用クレジットカードでクレジットカードを分けると、クレジットカードのポイントもそれぞれ別々に貯まります。それぞれのクレジットカードのポイントを合算して利用したい場合には不便ですが、経理上は明確に区分されるため扱いやすいです。

お役立ちコラム編集部

同じポイント制度を持つクレジットカード同士であれば、ポイントを統合できる場合もありますが、基本的には別々と考えておきましょう。

個人事業主がクレジットカードを分ける際の注意点②
クレジットカードの年会費が2重にかかる

クレジットカードを今まで分けていない個人事業主の方が、クレジットカードを分ける際の注意点2つ目は、クレジットカードの年会費が2重にかかる点です。個人事業主事業用クレジットカードと個人用のクレジットカードそれぞれにクレジットカードの年会費がかかる場合、2重の経費負担となります。特にゴールドのクレジットカードやプラチナのクレジットカードを所有している場合、個人事業主としてクレジットカードの年会費が大きな負担になる可能性があります。クレジットカードを分けていない個人事業主の方は、年会費が無料のクレジットカードを選ぶことで、個人事業主自身の負担を軽減できます。

年会費無料のクレジットカードについては、以下の記事でも解説しています。個人事業主の方で「年会費無料」のクレジットカードをお探しの方は、以下の記事もあわせてご覧ください。

お役立ちコラム編集部

年会費無料の「法人用クレジットカード(法人カード)」については、以下の記事で解説しています。個人事業主の方で法人用クレジットカード(法人カード)も検討している方は、以下の記事もあわせて参考にしてみてください。

参考記事:年会費無料の法人カードを徹底解説!おすすめの法人カードとは?

個人事業主がクレジットカードを分ける際の注意点③
個人カードと法人カードの選択

クレジットカードを今まで分けていない個人事業主の方が、クレジットカードを分ける際の注意点3つ目は、個人用クレジットカードと法人用クレジットカードの選択です。クレジットカードを今まで分けていない個人事業主の方が、個人事業主事業用クレジットカードと個人用でクレジットカードを分ける際に、個人用クレジットカードと法人用クレジットカード、どちらを選択すべきかについては慎重に選択する必要があります。個人事業主自身に最適なクレジットカードの選択することが事業の成功への鍵となります。

以下、クレジットカードを今まで分けていない個人事業主の方へ、個人用クレジットカードと法人用クレジットカードそれぞれのメリット・デメリットの解説です。法人カードと個人カードの違いについては、以下の記事でも詳しく解説しています。法人カードと個人カードの違いについてしっかりと理解しておきたい個人事業主の方は、ぜひ以下の記事もあわせて参考にしてみてください。

「個人カードと法人カードの違い」に関するおすすめ記事

クレジットカードを今まで分けていない個人事業主が個人用クレジットカードを選ぶメリット

クレジットカードを今まで分けていない個人事業主が個人用クレジットカードを選ぶメリット①
多様な支払いオプション

クレジットカードを今まで分けていない個人事業主が個人用クレジットカードを選ぶメリット1つ目は、多彩な支払いオプションがあることです。個人用クレジットカードは支払い方法が豊富で、ボーナス払い、分割払いなどが可能です。状況に応じて資金繰りを調整しやすいのが魅力です。

クレジットカードを今まで分けていない個人事業主が個人用クレジットカードを選ぶメリット②
キャッシング機能
クレジットカードを今まで分けていない個人事業主が個人用クレジットカードを選ぶメリット2つ目は、キャッシング機能です。個人用クレジットカードにはキャッシング機能があり、急な資金繰りに対応できます。必要な時に短期で資金を調達できるため、緊急時の保険として活用できます。

クレジットカードを今まで分けていない個人事業主が個人用クレジットカードを選ぶメリット③
審査が通りやすい

クレジットカードを今まで分けていない個人事業主が個人用クレジットカードを選ぶメリット3つ目は、審査がとおりやすい点です。個人用クレジットカードは個人の信用情報を基に審査されるため、法人用クレジットカードよりも取得しやすい場合があります。個人のクレジットヒストリーを活用し、審査を通過しやすいといえるでしょう。

以上のように、クレジットカードを今まで分けていない個人事業主が個人用クレジットカードを選ぶメリットとしては、クレジットカードの支払いが柔軟である点、キャッシング機能がある点、審査がとおりやすい点でした。つづいてクレジットカードを今まで分けていない個人事業主が法人用クレジットカードを選ぶメリットについて解説していきたいと思います。

法人用クレジットカードを個人事業主の方が作成するメリットについては、以下の記事でも詳しく解説しています。これから事業用にクレジットカードを作成しようと思っている方や、法人用のクレジットカードの作成を検討している方は、ぜひ以下の記事も参考にしてみてください。

クレジットカードを今まで分けていない個人事業主が法人用クレジットカードを選ぶメリット

クレジットカードを今まで分けていない個人事業主が法人用クレジットカードを選ぶメリット①
高い利用限度額
クレジットカードを今まで分けていない個人事業主が法人用クレジットカードを選ぶメリット1つ目は、利用限度額は高い点です。法人用クレジットカードは利用限度額が大きく、個人事業主の事業で多額の支出がある場合に適しています。そのため、法人用クレジットカードは、いざというビジネスチャンスにも対応できるメリットがあります。

クレジットカードを今まで分けていない個人事業主が法人用クレジットカードを選ぶメリット②
ビジネス関連の付帯サービス
クレジットカードを今まで分けていない個人事業主が法人用クレジットカードを選ぶメリット2つ目は、ビジネス関連の付帯サービスがある点です。法人用クレジットカードには会計ソフトとの連携や福利厚生サービスなど、個人事業主の事業に役立つサービスが豊富です。

お役立ちコラム編集部

個人事業主でクレジットカードを分けていない場合のデメリットについては以下の記事もおすすめです。

口座を分けていない場合のプライベート用クレジットカード

クレジットカードを今まで分けていない個人事業主が法人用クレジットカードを選ぶメリット③
従業員用の追加カード発行
クレジットカードを今まで分けていない個人事業主が法人用クレジットカードを選ぶメリット3つ目は、従業員用の追加カード発行ができる点です。従業員が増えた際に、法人用クレジットカードは追加カードを発行可能で、経費処理が一元化できるため、事業の拡大に対応しやすくなります。

以上のように、クレジットカードを今まで分けていない個人事業主が法人用クレジットカードを分けて使用することは、経費管理の効率化とリスクの軽減が期待できます。

ここがポイント!

税理士_依頼_おすすめのポイント

個人事業主の事業専用として法人用クレジットカードを活用することは、経理処理の簡素化、ミスの削減、経費の透明化が実現でき、健全な事業運営にもつながります。

個人事業主の事業専用としてクレジットカードを利用することは、税務調査におけるリスクも軽減できます。個人用の支出が混在しないため、個人事業主の事業経費の正確な把握が可能となり、税務署からの指摘を避けることができます。クレジットカードを今まで分けていない個人事業主の方は、ぜひ個人用と個人事業主の事業用でクレジットカードを分けることをおすすめします。クレジットカードを分けることは、個人事業主の事業の信頼性を高める重要なステップといえるでしょう

特に、法人用のクレジットカードは個人事業主の事業の健全な運営と、個人事業主の事業拡大にも最適でメリットの高い選択といえます。次項では、クレジットカードを今まで分けていない個人事業主の方へ、個人事業主が法人用クレジットカードを選ぶポイントについて解説していきたいと思います。

個人事業主が法人用クレジットカードを選ぶポイント

クレジットカードを今まで分けていない個人事業主が法人用クレジットカードを選ぶ際には、いくつかの重要なポイントを押さえておくと、よりビジネスに適したクレジットカードを選択できます。ここでは、法人用クレジットカード選びで注目すべき4つのポイントについて詳しく解説します。

個人事業主が法人用クレジットカードを選ぶポイント1.
個人事業主向けの法人用クレジットカードを選ぶ

クレジットカードを今まで分けていない個人事業主が法人用クレジットカードを選ぶポイント1つ目は、個人事業主向けの法人用クレジットカードを選ぶことです。法人用クレジットカードの中には、特に個人事業主や小規模ビジネスをターゲットにしたものが増えてきました。通常の法人用クレジットカードでは、会社の決算書や財務状況の提示が求められる場合がありますが、個人事業主向けの法人用クレジットカードは、個人事業主の事業開始初期段階でも審査が比較的通りやすい仕様になっています。クレジットカードを今まで分けていない個人事業主が法人用クレジットカードを選ぶ際は、公式サイトで「個人事業主向け」と明記されているクレジットカードを選びましょう。「個人事業主向け」のクレジットカードを選ぶことで、手続きがよりスムーズに進むでしょう。

個人事業主が法人用クレジットカードを選ぶポイント2.
利用限度可能枠の確認

クレジットカードを今まで分けていない個人事業主が法人用クレジットカードを選ぶポイント2つ目は、利用限度可能枠の確認です。個人事業主のビジネスで使用するクレジットカードの利用可能枠は、広ければ広いほど有利です。特に、ゴールドカードやプラチナカードは、一般的に利用枠が大きく設定されています。ただし、利用枠が広い分、年会費が高くなる傾向もあるため、自身の個人事業主のビジネス規模に応じたバランスの取れた選択が必要です。クレジットカードを今まで分けていない個人事業主が法人用クレジットカードを選ぶ際は、法人用クレジットカードの年会費と利用限度可能枠をセットで検討し、自社の経済状況に合ったクレジットカードを見極めましょう。

個人事業主でクレジットカードを分けていない?分けていないデメリット参考記事:
個人事業主が事業用のクレジットカードを使うメリットと注意点。審査や選び方も解説

個人事業主が法人用クレジットカードを選ぶポイント3.
追加カードや年会費の確認

クレジットカードを今まで分けていない個人事業主が法人用クレジットカードを選ぶポイント3つ目は、追加カードや年会費の確認をすることです。個人事業主のビジネスの成長に伴い、従業員用の追加カードや車両管理のためのETCカードが必要になる場合があります。クレジットカードを今まで分けていない個人事業主が法人用クレジットカード選ぶ際、追加カードが無料で発行できるか、またその年会費がどれくらいかを事前に確認しておくと、予期せぬコストを避けられます。特に、無料で追加カードを発行できる法人用クレジットカードは、個人事業主の事業拡大に伴う社員数の増加時に重宝します。

個人事業主が法人用クレジットカードを選ぶポイント4.
ポイント還元率や付帯サービス

クレジットカードを今まで分けていない個人事業主が法人用クレジットカードを選ぶポイント4つ目は、ポイント還元率や付帯サービスをチェックすることです。クレジットカードを今まで分けていない個人事業主が法人用クレジットカードを選ぶ際、ポイント還元率の高さや付帯するサービスも重要なポイントです。個人事業主の事業用の支払いは通常の個人利用よりも大きな金額になることが多く、還元率が高いクレジットカードを選べば、その分ポイントが蓄積しやすくなります。クレジットカードで貯まったポイントは、個人事業主の事業で使用する事務用品の購入やその他の経費に充てることができ、経費削減にもつながります。

また、法人用クレジットカードには、ビジネスに特化したさまざまな特典やサービスが付帯しています。これには、空港ラウンジの利用や、出張時のホテル割引、ビジネス支援サービスなどが含まれることがあります。法人用クレジットカードごとに提供されるサービスは異なるため、自身の個人事業主事業に合った付帯サービスが揃っている法人用クレジットカードを選ぶと良いでしょう。これにより、クレジットカードを今まで分けていない個人事業主の方は、クレジットカードを分けることでたくさんのメリットを享受できるようになります。

以上、クレジットカードを今まで分けていない個人事業主が法人用クレジットカードを選ぶ4つのポイントを念頭に置きながら、個人事業主として最適な法人用クレジットカードを選択することで、ビジネスの運営をより円滑に進めることが可能です。次項では、クレジットカードを今まで分けていない個人事業主の方へ、具体的なおすすめの法人用クレジットカードを紹介しますので、それぞれのカードの特性を理解し、個人事業主自身の事業ニーズに最適な法人用クレジットカードを選んでください。

個人事業主でクレジットカードを分けていない?分けていないデメリット参考記事:
個人事業主必見!クレジットカード決済による仕訳の方法と勘定科目を徹底解説

個人事業主におすすめの法人用クレジットカード

個人事業主として事業を運営する上で、法人用クレジットカードを活用することは重要です。個人事業主の事業経費の管理を簡素化し、キャッシュフローをスムーズに保つためにも、適切な法人用クレジットカードの選択が鍵となります。ここでは、クレジットカードを今まで分けていない個人事業主に向けて、個人事業主に特におすすめの法人用クレジットカードをいくつか紹介し、それぞれの特徴とメリットについて詳しく解説します。

クレジットカードを今まで分けていない個人事業主が法人用クレジットカードを選ぶ際には、年会費やポイント還元率、特典内容、さらにカードが提供する付帯サービスや発行スピードなども考慮する必要があります。

1.三井住友カード ビジネスオーナーズ

三井住友カード ビジネスオーナーズは、個人事業主にとって非常に人気のある選択肢です。この法人用クレジットカードは、年会費が永年無料であることから、クレジットカードを今まで分けていない個人事業主の中でも、特にコストを抑えたい個人事業主にとって魅力的な法人用クレジットカードです。

三井住友カード ビジネスオーナーズ基本情報

項目 内容
カード券面 おすすめ最強法人カード_4
年会費 初年度・2年目以降共に永年無料
ポイント還元率 0.5%~1.5%(特定の加盟店では最大1.5%)
※対象の個人カードとの2枚持ちが条件です。
国際ブランド Visa, Mastercard
電子マネー Apple Pay, Google Pay, iD(専用), PiTaPa
発行スピード 約1週間
追加カード ETCカード
ETCカード発行手数料 無料
ETCカード年会費 550円(税込)
※初年度無料
※前年度に一度でもETC利用のご請求があった方は年会費が無料
マイル還元率(最大) 0.5%
旅行保険 海外旅行傷害保険(利用付帯)
ポイント名 Vポイント
締め日・支払日 15日締め・翌月10日支払い/月末締め・翌月26日支払い(選択可能)
申し込み条件 満18歳以上の法人代表者・個人事業主(フリーランス・副業を含む)
必要書類 法人代表者の本人確認資料(運転免許証など)

注目ポイント

  • 新規入会&利用で最大10,000円相当のVポイントプレゼント
  • 年会費が永年無料
  • 特定の加盟店(ETCなど)でポイント最大1.5%還元
  • 申込時に登記簿謄本や決算書が不要
  • Freee会計や勘定奉行、弥生会計など、多くの会計ソフトとデータ連携可能

三井住友カード ビジネスオーナーズは、クレジットカードを今まで分けていない個人事業主の方でも、事業を始めたばかりの個人事業主に適しており、審査のハードルも比較的低く設定されています。また、支払い方法も多様で、リボ払い・分割払い・ボーナス一括払いなどが選べるため、キャッシュフローの調整に役立ちます。さらに、キャッシング枠が設定されているため、突発的な資金需要にも対応可能です。クレジットカードを今まで分けていない個人事業主の方におすすめの法人用クレジットカードです。

お得なキャンペーン

新規入会および条件達成で10,000円相当のVポイントがプレゼントされるキャンペーンを実施中ですので、クレジットカードを今まで分けていない個人事業主の方はぜひ公式サイトをチェックしてみてください。条件として、入会月から2ヶ月後の末日までに合計20万円のクレジットカード利用が必要です。

【対象期間】2024年7月1日(月)~終了日未定

2.三井住友カード ビジネスオーナーズ ゴールド

クレジットカードを今まで分けていない個人事業主の方におすすめの法人用クレジットカード2つ目は、三井住友カード ビジネスオーナーズ ゴールドです。この法人用クレジットカードは、ビジネスオーナーズカードのゴールド版であり、より充実したサービスを提供している、クレジットカードを今まで分けていない個人事業主の方におすすめの法人用クレジットカードです。法人用クレジットカードの年会費はかかりますが、その分付加価値が大きいのが特徴です。

三井住友カード ビジネスオーナーズ ゴールド基本情報

項目 内容
カード券面 おすすめ最強法人カード_4
年会費 初年度5,500円(税込)、2年目以降も同額
※年間100万円のご利用で翌年以降の年会費永年無料
※年間100万円利用の対象取引や算定期間等の実際の適用条件などの詳細は、
三井住友カードのホームページを必ずご確認ください。
ポイント還元率 0.5%~1.5%
国際ブランド Visa, Mastercard
電子マネー Apple Pay, Google Pay, iD(専用), PiTaPa
発行スピード 約1週間
追加カード ETCカード
ETCカード発行手数料 無料
ETCカード年会費 550円(税込)
※初年度無料
※前年度に一度でもETC利用のご請求があった方は年会費が無料
マイル還元率(最大) 0.5%
旅行保険 国内旅行傷害保険・海外旅行傷害保険(利用付帯)
ポイント名 Vポイント
締め日・支払日 15日締め・翌月10日支払い/月末締め・翌月26日支払い(選択可能)
申し込み条件 満18歳以上の法人代表者・個人事業主(フリーランス・副業を含む)
必要書類 法人代表者の本人確認資料

注目ポイント

  • 新規入会&条件達成で25,000円相当のVポイントプレゼント
  • 対象の三井住友カードと2枚持ちで最大1.5%ポイント還元
  • 条件達成で次年度以降の年会費が永年無料&10,000ポイント還元
  • 国内空港ラウンジが無料で利用可能
  • 申込時に登記簿謄本や決算書が不要

三井住友カード ビジネスオーナーズ ゴールドは、年会費がかかる分、付帯サービスが豊富です。たとえば、国内外の旅行傷害保険が最高2,000万円(利用付帯)までカバーされており、出張時には全国の主要空港ラウンジを利用できる特典があります。また、Mastercard限定で高級レストランでの「ダイニングby招待日和」が付帯しており、ビジネスシーンでの接待にも便利な、クレジットカードを今まで分けていない個人事業主の方におすすめの法人用クレジットカードです。

お得なキャンペーン

新規入会および条件達成で25,000円相当のVポイントがプレゼントされるキャンペーンを実施中ですので、クレジットカードを今まで分けていない個人事業主の方は是非、公式サイトでチェックしてみてください。条件として、入会月から2ヶ月後の末日までに合計50万円のカード利用が必要です。

【対象期間】2024年7月1日(月)~終了日未定

お役立ちコラム編集部

三井住友カード ビジネスオーナーズ ゴールドについては、以下の記事でも詳しく解説しています。三井住友カード ビジネスオーナーズ ゴールドを検討している方や、1つ前でご紹介した「三井住友カード ビジネスオーナーズ」との違いを知りたい方は、ぜひ参考にしてください。

個人事業主におすすめの参考記事:三井住友カード ビジネスオーナーズ ゴールドとは?特徴や違いを解説

3.NTTファイナンス Bizカード

クレジットカードを今まで分けていない個人事業主の方におすすめの法人用クレジットカード3つ目は、NTTファイナンス Bizカードです。NTTファイナンス Bizカードは、年会費無料でポイント還元率も高い法人用クレジットカードで、クレジットカードを今まで分けていない個人事業主の方の中でも特に経費管理の効率化を重視される方におすすめの法人用クレジットカードです。

NTTファイナンス Bizカード基本情報

項目 内容
カード券面 おすすめ最強法人カード_4
年会費 初年度・2年目以降共に無料
ポイント還元率 0.01
国際ブランド Visa
電子マネー Visa Touch
発行スピード 約2~3週間
追加カード ETCカード
ETCカード発行手数料 550円(税込)
ETCカード年会費 初年度550円(税込)
マイル還元率(最大) 0.004
旅行保険 国内旅行保険・海外旅行保険
締め日・支払日 毎月末締め・翌月25日支払い
申し込み条件 法人のみを対象(カード使用者は満20歳以上の方、連帯保証人が必要)
必要書類 ・法人:登記事項証明書+本人確認書類2点(運転免許証や在留カードなど)
・個人事業主:本人確認書類2点

注目ポイント

  • 年会費無料でポイント還元率1.0%
  • Web明細編集サービスで経理処理が簡単
  • Amazon Businessが使用可能
  • 充実の国内外傷害保険
  • ポイントモール利用で最大ポイント26%に

NTTファイナンス Bizカードは、起業して間もない個人事業主にも手に入れやすい法人用クレジットカードで、書類の負担が少ないのが特徴です。支払いの種類が多様で、一括払い、分割払い、リボ払い、ボーナス一括払いが可能です。ビジネス関連の付帯サービスも充実している、クレジットカードを今まで分けていない個人事業主の方におすすめの法人用クレジットカードです。

4. オリコ EX Gold for Biz S

クレジットカードを今まで分けていない個人事業主の方におすすめの法人用クレジットカード4つ目は、オリコ EX Gold for Biz です。オリコが発行している「EX Gold for Biz」は、最後が「S」となっているものが個人事業主向けのクレジットカードで、最後が「M」になっているものは小規模法人向けのクレジットカードとなっています。クレジットカードを今まで分けていない個人事業主の方が、この法人用クレジットカードを申し込む際は「EX Gold for Biz S」を選びましょう。

オリコ EX Gold for Bizの基本情報

  • 年会費
    • 初年度:無料
    • 2年目以降:2,200円(税込)
  • ポイント還元率: 0.6%~1.2%
  • 国際ブランド: VISA, Mastercard
  • 発行スピード: 公式サイト参照
  • 追加カード:
    • ETCカード
    • 家族カード
  • ETCカード年会費: 初年度無料
  • 旅行保険: 国内旅行保険・海外旅行保険
  • ポイント名: 暮らスマイル
  • 締め日・支払日: 翌月27日
  • 申し込み条件:
    1. 個人事業主
    2. 法人代表者

注目ポイント

  • 年間利用額に応じてポイント加算率アップ!
  • 追加カードは3枚まで年会費無料
  • 海外(2,000万円)国内(1,000万円)の旅行保険が付帯
  • ETCカードが無料で発行可能

オリコのEX Gold for Biz Sは、個人事業主向けの法人用クレジットカードとして高いポイント還元率を誇ります。この法人用クレジットカードの最大の魅力は、年間利用額に応じたポイント加算率のアップです。年間利用額が50万円以上の場合、翌年のポイントは1.5倍になります。さらに、年間利用額が200万円以上の場合、ポイントは2倍(最高倍率)にまで増加します。このように貯めたポイントは、個人事業主の事業経費節減に役立てることが可能です。

クレジットカードの発行には本人確認資料が必要ですが、キャッシング枠をつける場合は、追加で所得証明に関する書類も求められます。クレジットカードを今まで分けていない個人事業主の方でもクレジットカード審査に不安がある場合は、まずキャッシング枠をゼロにし、ショッピング枠だけを利用することをおすすめします。

5. 楽天ビジネスカード

クレジットカードを今まで分けていない個人事業主の方におすすめの法人用クレジットカード5つ目は、楽天ビジネスカードです。楽天ビジネスカードは、個人用クレジットカードの楽天プレミアムカードを発行すると、追加カードとして、楽天ビジネスカードが法人用クレジットカードとして発行できるという、他の法人用クレジットカードとは違った発行スタイルの法人用クレジットカードです。

楽天プレミアムカード基本情報

  • 年会費
    • 初年度:11,000円(税込)
    • 2年目以降:11,000円(税込)
  • ポイント還元率: 1.0%~3.0%
  • 国際ブランド: VISA, Mastercard, JCB, American Express
  • 電子マネー: Edy
  • 発行スピード: 7営業日程度
  • 追加カード:
    • ETCカード
    • 家族カード
  • ETCカード発行手数料: 無料
  • ETCカード年会費: 初年度無料
  • 旅行保険: 国内旅行保険・海外旅行保険
  • ポイント名: 楽天ポイント
  • 締め日・支払日: 締め日:毎月末日、支払日:翌月27日
  • 申し込み条件: 原則として20歳以上の安定収入のある方

注目ポイント

  • 世界各国の空港ラウンジ利用ができるプライオリティ・パスが無料!
  • 海外・国内旅行保険が自動付帯!
  • 楽天ETCカードの年会費が無料!
  • 誕生日月には楽天市場でのお買い物がポイント4倍!

楽天ビジネスカード基本情報

  • 年会費
    • 初年度:2,200円(税込)
    • 2年目以降:2,200円(税込)
  • ポイント還元率: 1.0%~3.0%
  • 国際ブランド: VISA
  • 電子マネー: QUICPay, Edy
  • 発行スピード: 最短5営業日
  • 追加カード:
    • ETCカード
    • 家族カード
  • ETCカード年会費: 初年度550円(税込)
  • 旅行保険: 国内旅行保険・海外旅行保険
  • ポイント名: ワールドプレゼント
  • 締め日・支払日: 翌月10日
  • 申し込み条件: 法人のみを対象(カード使用者は20名以下が目安)

注目ポイント

  • 法人カードを利用して経費管理を効率化!
  • 年会費は格安の2,200円(税込)
  • 複数のETCカード(法人用)が発行可能!
  • 国内外の豊富なサービスで出張をサポート
  • 豪華景品交換もできるポイントプログラム

楽天ビジネスカードの概要やメリット・デメリットについては、以下の記事も参考になるかと思います。楽天市場でよく買い物をされる方や、楽天ポイントを活用する場面が多い方は、ぜひ以下の記事も参考にしてみてください。

楽天ビジネスカードは、個人カードの楽天プレミアムカードとセットで発行される、クレジットカードを今まで分けていない個人事業主の方におすすめの法人用クレジットカードです。

ここがポイント!

税理士_依頼_おすすめのポイント

この法人用クレジットカードの特徴は、ポイントが合算して貯まるため、効率よくポイントを集められる点です。

また、楽天市場での買い物でポイントが最大5%付くのも大きな魅力です。ポイントアップの上限は楽天会員のランクに応じて月間5,000~15,000ポイントまでと制限がありますが、非常にポイント貯まりやすく、クレジットカードを今まで分けていない個人事業主の方におすすめの法人用クレジットカードの中でもポイント重視の法人用クレジットカードです。

利用可能枠は楽天プレミアムカードと共有しているため、個人利用が多い場合は、楽天ビジネスカードの利用可能枠が狭く感じることもありますが、その分、ポイントを効率的に貯められるのが魅力のクレジットカードを今まで分けていない個人事業主の方におすすめの法人用クレジットカードです。

6. JCB 法人カード(ゴールド)

クレジットカードを今まで分けていない個人事業主の方におすすめの法人用クレジットカード6つ目は、JCB法人カードです。JCB法人カードは、ETCカードを複数枚発行できる点が魅力なため、クレジットカードを今まで分けていない個人事業主の方の中でも、従業員にクレジットカードを持たせて一括管理したい個人事業主におすすめの法人用クレジットカードです。

JCB法人カード(ビジネスカード)ゴールドについては、以下の記事でも解説しています。法人用のクレジットカードを作成するなら、JCBのブランドにこだわりたいという方は、ぜひ以下の記事もあわせて参考にしてみてください。

JCBゴールド法人カードの基本情報

  • 年会費
    • 初年度:無料
    • 2年目以降:11,000円(税込)
  • ポイント還元率: 0.5%~1.0%
  • 国際ブランド: JCB
  • 発行スピード: 通常2~3週間
  • 追加カード:
    • ETCカード
    • 家族カード
  • ETCカード発行手数料: 無料
  • ETCカード年会費: 初年度無料
  • ETCカード発行期間:
    • ウェブでお申し込み:約1週間
    • 電話でお申し込み:約2週間
    • 家族カードを発行してお申し込み:約2週間
  • 旅行保険: 国内旅行保険・海外旅行保険
  • ポイント名: Oki Dokiポイント
  • 締め日・支払日: 締め日:毎月15日、支払日:翌月10日(土・日・祝日の場合は翌営業日)
  • 申し込み条件: 法人または個人事業主(カード使用者は18歳以上の方が対象となります。)
  • 必要書類:
    • 法人の本人確認書類:現在事項全部証明書・履歴事項全部証明書いずれか1点
    • 法人の代表者の本人確認書類:運転免許証または運転経歴証明書・パスポート・在留カード・特別永住者証明書等・マイナンバー(個人番号)カード・住民票の写しなど

注目ポイント

  • 海外(1億円)・国内(5,000万円)旅行保険が利用付帯
  • 国内空港ラウンジを無料で利用可能
  • 追加カードの発行枚数に制限なし
  • ETCカードの複数枚発行が無料・年会費も無料
  • カード利用でポイントが貯まる

JCB法人カードは、クレジットカードを今まで分けていない個人事業主の方の中でも、起業したばかりの個人事業主向けに最適な法人用クレジットカードで、特にETCカードを複数枚発行できる点が魅力です。複数のETCカードを作成しても、すべて同じ法人用クレジットカードから引き落としになります。

お役立ちコラム編集部

クレジットカードを今まで分けていない個人事業主の方で、クレジットカードの利用額が多い場合や、経費をまとめて管理したい場合には、利用可能枠に余裕のあるゴールドカードを選択することをおすすめします。

個人事業主でクレジットカードを分けていない?分けていないデメリット参考記事:
個人事業主がクレジットカードを分けないで大変なことになった話

まとめ

今回は、個人事業主でクレジットカードを分けていない方に向けて、個人事業主でクレジットカードを分けていないデメリットから、個人事業主でクレジットカードを分けていない場合のリスクや注意点、個人事業主でクレジットカードを分けていない方がクレジットカードを分ける際のクレジットカードの選び方、おすすめの法人用クレジットカードまで徹底解説してきましたがいかがでしたでしょうか。

個人事業主としてクレジットカードを分けていない場合、ビジネスの経費管理や確定申告での煩雑さが増すだけでなく、プライベートな出費と混同するリスクが高まります。特に、個人事業主の事業経費と私的な支出を明確に区別できないことは、税務調査で問題になる可能性もあるため注意が必要です。

個人事業主でクレジットカードを分けていない方が、クレジットカードを分けることにより、支出の管理が容易になり、キャッシュフローの把握も迅速に行えます。これにより、ビジネスの資金管理をより効率的に行えるだけでなく、事業の成長に必要なデータを迅速に収集することが可能になります。また、個人事業主でクレジットカードを今まで分けていない方が、法人用クレジットカードを利用することで、個人事業主の信用力を高め、より良い条件での融資を受けやすくなるというメリットもあります。

さらに、法人用クレジットカードにはビジネス向けの特典やサービスが豊富に付帯しています。例えば、ポイント還元率の高さや、旅行保険、自動車保険の付帯、さらには空港ラウンジの利用などが挙げられます。これら法人用クレジットカードの特典は、ビジネスにおける出張や経費削減に大きく寄与しますので、クレジットカードを今まで分けていない個人事業主の方にはぜひ法人用クレジットカードの申請をおすすめします。

個人事業主がクレジットカードを分けていない状態を改善するため、ビジネス専用の法人用クレジットカードの導入を検討することは非常に重要です。クレジットカードを今まで分けていない個人事業主の方が、法人用クレジットカードを持つことで、個人事業主の事業経費の透明性を高め、税務処理をスムーズに進めることができるだけでなく、自身の個人事業主としてのビジネスの成長を後押しするための有効な手段となります。これを機に、クレジットカードを今まで分けていない個人事業主の方は、個人事業主としての財務管理を見直し、適切な法人用クレジットカードの選択を行いましょう。

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